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英語学専攻(修士課程)


英語学専攻とは

関連諸科学と連携し、言葉と人間の謎を科学的に解明する

音声・音韻、文法、意味、…。英語という言葉をさまざまな方向から研究していくことで、言葉の持つ謎や不思議を科学的に解明していく学問、それが英語学という学問です。
とはいえ英語そのものについての研究だけが、英語学の目的ではありません。英語という言葉の研究から出発し、現在では驚くほど広範囲な問題に、英語学は取り組んでいるからです。 例えばヒトはどのように言葉を使うのか。あるいはコンピュータは言葉を理解できるか。その工学的応用の可能性は。そして言葉とはそもそも何で、言葉を使う生き物=人間とは一体どういう存在なのか…。
こうした言葉を巡る広範な問題を、科学的・理論的に解明すること。それが、現代の英語学の追求する課題です。
そこでは現代言語学の理論はもちろんのこと、社会言語学や心理言語学、言語哲学といった、さまざまな関連諸科学との連携が求められます。そして近年ではコンピュータ・サイエンスとも急速に結びつきを深め、英語学は新たなフロンティアを切り拓きつつあるのです。
このように多彩なアプローチによる言葉の研究を通じて、人間の社会的特性や、思考や習得のメカニズムを解明し、さらにはその工学的利用や情報処理技術との接点を探っていくこと。それが本学における英語学専攻の目標なのです。


進路に応じた3コース

語学、実務、研究者と、将来の進路に併せた3コースを用意

本専攻では32単位を修得、研究指導を受けた上、2年間で修士論文を完成。最終試験に合格して修了となりますが、その際各自の進路志向に応じて、三つのゆるやかなコースを設定。力点をおく履修科目を進路に応じて選択できます。

語学充実コース

英語学の研究を通じた英語力の養成を目的とします。このコースを志望する学生は語学系統の授業を重点的に履修し、修了時には修士論文のほか、英語の最終試験を受けます。

実務志向コース

英語学の研究を通じて言語情報処理の実務的技能を養うコースです。実習系統の授業を重点的に履修し、修了時には修士論文のほか、実習的技能を示す成果(データベースや文章データベースの作成、実験的プログラミング、フィールド・ワークの報告など)を提出します。

研究者志向コース

英語学の研究者としての実力を養成するコースです。言語科学・応用理論系統の授業の中から幅広く履修し、修士論文で意味論の分野を研究した学生は音韻論や英語教授法のレポートを提出するなど、修士論文で扱った分野と異なる分野でのレポート提出を修了条件とします。

将来の進路

研究、教育、デジタル産業やデジタル表現の現場で活躍する人材に

言語学をはじめとする人文科学だけでなく、自然科学や工学分野の素養も併せ持ち、最先端の教育・研究や産業創出に関わり、国際的な場面でも十分通用する。そんな「言語と情報のプロフェッショナル」の育成を、私たちはめざしています。

研究者

幅広く、同時に体系だった知識を持ち、最新の事象に先端的な理論で自在に対応できる。そんな柔軟な思考力を持った研究者を育成します。優れた語学力や豊かな表現力で国際的にも通用する実力も持ち、他の人文諸科学や自然科学・工学分野の研究者とも対話できる研究者が最終目標。博士課程への進学や海外留学も選択肢の一つです。

教育

充分な語学力のほか、第二言語習得をはじめとする言語理論についての知識や、語学教育に関する豊富なデータを縦横に駆使し、最新の教育機器を使いこなす。そんな多角的な教育能力を備えた、語学教育のエキスパートの育成も本専攻の目標の一つです。

情報産業

音声認識や対話ロボットなどに搭載されるソフトなど、各種ソフトの開発やプロモーションに貢献する人材を育成。言語学の工学的応用の場面で、言語へのセンスと文化的知識で貢献できる人材を育てます。

出版・放送

本専攻では高度な語学の訓練のほか、各種コンピュータソフトやマルチメディア表現を習得します。こうした技術や語学力、そして言語センスを活かし、電子出版やブロードバンドネットワークなどの分野で、技術とコンテンツの両面から貢献できる人材を、本専攻では育成します。

教育課程の特色

言語研究を主軸としつつ、各自の進路に併せた指導を展開

【中核的言語研究を主軸に】
音声・語・文法・意味を中心とする、言語研究の「中核分野」を主軸として研究。言語の性質を探求することで、人間の認知能力を解明することを目標にします。

総合的・体系的

国際的なレベルの第一線で研究する教員を、幅広い分野にわたって配置。複数の分野に習熟できる、総合的な研究・研究指導が可能になるよう、カリキュラムを編成しています。また、1年次では基礎的なレベルを、2年次では特殊問題を扱って独自の研究に発展できるよう、体系的なカリキュラム編成ともなっています。

語学とコンピュータ

研究推進に必要な語学力の訓練と、コンピュータの高度な操作法を習得。具体的には英語での文章作成や口頭発表の演習を重視。コンピュータの使用では基礎的なデータ習得からLATEXなどによる電子出版表現、データ分析、音声分析などを習得します。

実務への応用

語学やコンピュータといった分野はもちろん、言語の理論的研究を行う際にも、実務への応用を視野に入れながらの研究・教育を実施。「フィールド・ワーク」、「言語と統計」など、実務の現場で役立つ実習系の科目を重点的に履修できるよう、カリキュラム編成を行っています。

進路に応じて指導

個人の進路に基づいた、ゆるやかなコース設定で指導。研究者育成だけを目標とするのでなく、教育や各種実務の現場の志望を尊重し、カリキュラムや学位認定に幅を持たせています。

授業科目一覧

2年を4セメスターに区切ったセメスター制を実施。第Iセメスターには基礎的な授業を、第IIセメスター以降はより専門的な研究指導を行います。学部で基礎的な知識を備えた領域の授業については特殊研究の授業から受講することも可能。詳しくは下欄の一覧を参照してください。

授業科目一覧

  セメスターI・III セメスターII・IV
英語学系統 英語学研究100(英語の構造I)
英語学研究101(英語の構造II)
英語学研究102(音声学・音韻論)
 
 
英語学研究107(文法と意味)
英語学研究109(言語と数学)
英語学研究112(社会言語学)
英語学研究114(言語と認識)
英語学研究116(英語授業論A)
英語学研究118(英文法A)
英語学研究120(言語と哲学A)
英語学研究201(音韻論A)
英語学研究203(語と文法A)
英語学研究205(文法と意味A)
英語学研究207(言語と情報A)
英語学研究210(変異理論)
英語学研究211(言語と認識A)
英語学研究213(異文化理解教育論A)
英語学研究215(意味論・語用論A)
 
 
英語学研究103(韻律音韻論)
英語学研究105(文法研究の歴史)
英語学研究106(言語と知識)
英語学研究108(日英対照文法論)
英語学研究110(意味論)
英語学研究111(言語科学方法論)
英語学研究113(談話分析)
英語学研究115(実験言語学)
英語学研究117(英語授業論B)
英語学研究119(英文法B)
英語学研究121(言語と哲学B)
英語学研究202(音韻論B)
英語学研究204(語と文法B)
英語学研究206(文法と意味B)
英語学研究208(言語と情報B)
英語学研究209(社会言語学)
英語学研究212(言語と認識B)
英語学研究214(異文化理解教育論B)
英語学研究216(意味論・語用論B)
語学系統 (セメスターI)
リサーチ・プレゼンテーションA
(セメスターIII)
アーギュメンテーションA
(セメスターII)
リサーチ・プレゼンテーションB
(セメスターIV)
アーギュメンテーションB
実習系統 フィールド・ワーク 言語と統計
(セメスターI)
コンピュータ・イン・リサーチA
(セメスターII)
コンピュータ・イン・リサーチB

修士論文題目

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