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カンボジアプロジェクト

2007年11月 カンボジア・ヤング・リーダーズ・サミットに学生大使を派遣

  • 派遣会議:Cambodian Young Leaders Summit
  • 会議タイトル:"Building a Strong Cultural,Intellectual and Spiritual Foundation for the Future"
  • 開催日時:2007年11月15日~19日
  • 開催場所:Siem Reap,Cambodia
  • 会議主催者:The Global Peace Initiative of Women's Young Leaders International Peace Council

2002年に創設された神戸松蔭ジャパン・カンボジア・プロジェクトはスラム地域に住む子供たちの教育支援をしています。この度、ニューヨークを拠点とする世界的NGO- The Global Peace Initiative of Women-から、本学学生に国際会議への参加依頼がありました。松蔭学生大使としてカンボジアの未来を話し合うサミットに派遣された、太田祐子さん(当時 英語英米文学科 情報言語コース4年生)のサミットレポートです。

自国の将来を真剣に議論するカンボジアの若者たちに感動しました。

私は、松蔭ジャパン・カンボジア・プロジェクトの学生大使として、カンボジアに9日間行ってきました。

滞在2日目に小さな子供たちが通う学校を訪問しました。これらの学校は、プロジェクトが協力しているカンボジアのNGO "The Women Development Association"が支援しています。首都のプノンペンから、舗装されていない砂利道を車で2時間ほど行くと着く田舎の地区の学校です。途中からは、車も通れない道を行かなくてはならず、バイクに乗り換え、田んぼのあぜ道を進んでいきました。学校に着くと、小さな子供たちがたくさん学んでいました。

学校の校舎は、周りの家とほぼ同じ造りで、パインやバナナの木や葉を使った木造の家の1階部分や小屋などが教室として使われていました。教室には電気もなく机、イスも不足していました。子供たちは、プラスチック製の机をみんなで一緒に使いながらも、楽しそうに勉強していました。

私が特に驚いたことは、カンボジアの子供たちは(特にこの地域は)裸足の子が多く、時には裸の子も見かけたことです。日本ではまず見られない光景なので少し驚きました。

私が見学した時、子供たちは、カンボジアの言語であるクメール語の発音を勉強していました。教科書や文房具はありませんでしたが、みんなで声を合わせて発音練習をしていました。私たちが訪問すると、拍手をしてくれたり、歓迎の歌を歌ってくれたりしたことに感激しました。

滞在の後半部分は、世界遺産アンコールワットがある町、シエムリアップで行われた、"Cambodian Young Leaders Sumit"に参加しました。このサミットはNYに本部があるNGO、"The Global Peace Initiative of Women"が主催しており、これからのカンボジアの将来について情報交換や、話し合いをすることを目的としています。参加者の多くは、NGOなどに従事しているカンボジア人の若者や大学生でしたが、それ以外に台湾、タイ、ベトナムなどのアジアの国からの参加者もいました。私は、これまで国際会議はもちろん、日本国内の会議やサミットにも参加したことがなかったので少しドキドキしていました。

初日の夜、自己紹介をしていた後3、4人のグループに別れて話し合いをしました。テーマは「幸せの定義」でした。私は、カンボジア人の学生と僧侶と同じグループでした。まず「幸せ」と聞いて思いつく言葉をあげていきました。その中で私は「幸せ」と聞くと「自由」と連想する僧侶の答えに驚きました。私は今まで「幸せ」と聞いて「自由」という言葉を思ったことはありませんでした。生活している国が違えば、文化も違う、そして考え方や価値観も違うと実感した瞬間でした。

今回のサミットへの参加で、カンボジアの若者たちが、とても真剣に自分たちの国の将来を見つめ、改善していこうとしている姿勢に驚かされました。話し合いは全員参加型やグループワークなど様々な形式で行われ、とても白熱していて、いつも終了予定時刻を過ぎても議論は終わりませんでした。カンボジアは今の時点では、日本よりとても貧しい国です。でも、彼らのような若者たちがいることで、将来はもっと発展するだろうと感じました。私たち、日本の学生も見習う点が山ほどあると思いました。

今回、カンボジアに行ったことで自分の視野がもっと開けたと思います。サミットで世界のいろんな国の友達ができました。このチャンスを与えてくださったことにとても感謝しています。