神戸松蔭の教育理念・目的
学長挨拶
女性のための街「神戸」で学ぶ
神戸は女性に人気のある街です。大都市でありながらすぐそばに山と海があるリゾート地のような風景、おしゃれで清潔な街並み、数々の有名ケーキ店やパン屋さん。神戸は、観光地であるだけでなく、女性の住みやすい街でもあります。神戸がこのように女性にとって魅力的な街であるのは、神戸が女子教育の盛んな街であったことと無関係ではありません。本学をはじめとする伝統ある女子中学校・高校・大学の存在と、その在学生と卒業生が、神戸という街の独特の雰囲気を形作っています。
神戸松蔭の歴史は、明治時代に設立された「松蔭女学校」に始まります。現在は異人館の街として有名な神戸市中央区北野町にイギリス人宣教師達によって設立された学校です。彼らは、キリスト教や西洋の文化を一方的に押し付けるのではなく、松に象徴される日本の文化を尊重しつつ教育することを選びました。2017年に125周年を迎える松蔭の歴史は、西洋の文化が神戸という街に自然に溶け込んでいく過程と重なります。
神戸松蔭女子学院大学はこれからも、女性のための学校として、神戸という街の一部であり続けたいと考えています。そして何より、神戸という街の雰囲気を作り出している主役は女子大学生自身です。次は、みなさんが主役となる番です。
学長 待田 昌二
教育理念
◎キリスト教の精神
他者を思いやるキリスト教の愛。
本学はキリスト教主義に基づいており、人を愛する心の大切さを育てます。愛の心をもって社会に出て貢献することを期待しています。大学の勉強も、自分を向上させることだけでなく、よりよい社会を作ることに役立ててください。
◎実践的な教養
深い教養知識と広い実用技術の融合。
大学で身につける教養は、生涯にわたって学び続けることのできる基礎力を育てます。それは狭い意味の学問にとどまらず、人間・自然を理解し、自分の人生に結びつけて考える能力となります。専門的技能も、広い視野でとらえ、社会の現場で役立ててください。
◎キャリア
個性豊かに生きる自分だけの人生。
大学は自分を大きく成長させる場です。誰でも、入学してからの4年間に大きく開花する可能性を秘めています。しなやかな心をもち、何でもやってみようという好奇心に支えられて物事に取り組み、自分で自分の進路を切り開いていってください。