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ファッション・ハウジングデザイン学科の教育方針

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

ファッション・ハウジングデザイン学科では、身体とそれを取り巻く衣服や身近な空間について、デザインや生活文化の視点から教育・研究することにより、質の高いライフスタイルを創造・提案できる人材を養成する。具体的には、下記の能力を育成した上で学士(人間科学)の学位を授与する。

1.知識・理解

  • 1)ファッションとハウジングデザインの背景としての生活文化を理解している。
  • 2)身近な生活におけるデザインの役割(造形性、機能性、審美性、経済性、関係性)に関する幅広い知識を身につけている。

2.汎用的技能

  • 1)身体を取り巻く衣・住空間のデザイン事例について情報収集し、特徴やイメージを読み取り、分析することができる。
  • 2)ファッションとハウジングデザインを専門の言葉で表現し、コミュニケーション能力をもつ。
  • 3)図、画像、文章、立体作品等を用いて、独自の発想や感性に基づく具体的なデザインを表現することができる。

3.態度・志向性

ユーザー、生活者である女性として、地域に根差した生活文化の形成、新たなデザインやライフスタイル提案により、社会に貢献できる。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

ファッション・ハウジングデザイン学科のカリキュラムは、「プロデュース」、「デザイン」や「ライフ」に関する基礎的な科目と「ゼミ総合」科目群、さらに「ファッションと自己形成」のⅠ群と「プロデュース」のⅡ群、および学年進行とともにそれぞれの分野の専門性を高める科目群から構成されている。これらの教育課程編成・実践の方針は次のとおりである。

  • 1.「基礎演習」により、ファッションとライフスタイルを題材にしてコミュニケーションリテラシーの基礎を身につける。
  • 2.「ファッションと自己形成」のⅠ群では、衣服を着用する人間の身体と心に重点をおき、ファッションを通して女性として美しく豊かに生きるための知識と方法を学ぶ。
  • 3.「プロデュース」のⅡ群では、ファッションを媒体として社会における要求に対応できるプロデュース能力を身につける。
  • 4.「ライフ」分野では、ライフスタイルや地域文化を視野に入れ、おしゃれなファッション生活を提案できる知識と技術を習得する。
  • 5.「ウェルネス」分野では、内面の感性としての美容と健康における知識や技術を身につける。
  • 6.「デザイン」分野では、被服の構成、素材、管理までの一連の知識やデジタルデザイン技能を学ぶ。
  • 7.「インテリア」分野では、インテリアの歴史、コーディネート、デザインに関する知識や技能を習得する。
  • 8.4年間の集大成である卒業研究に向けて、3年次の「デザイン特別演習」で先行研究を参考に研究テーマを決め、4年次の「卒業研究」には、卒業論文または卒業制作のどちらかの形式で取り組む。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

ファッション・ハウジングデザイン学科へ入学する学生には、次の資質をもっていることを期待する。

1. 知識・技能

日常生活のなかで、身近なファッションや住まいあるいはそれらのデザインに関して興味をもち、その創作技法を修得するための基礎的な知識をもつこと。

2. 思考力・判断力・表現力

よりよい生活の在り方に関して、広い視野から柔軟な思考や判断ができ、豊かな想像力と表現力を磨くことに意欲をもつこと。

3. 主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度

ファッションや住まい・インテリアの学びから他者と協働し、社会の発展のために積極的に関与することができる。