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国語国文学専攻(大学院)の教育方針

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

国語国文学専攻は、修士の学位を取得するにあたって、次の要件を満たすことを求める。

1.知識・理解

・日本語学、日本文学の両分野において、充分な知識を有し、体系的な理解力を身に付ける。
・日本語学もしくは日本文学の分野において、高度で専門的な知識を獲得し、国際化の時代に即応した研究を進めることができる。

2.汎用的技能

・諸課題を解決し、他者とのコミュニケーションを図る過程で、説得性のある論理的な文章を構成する力を身に付ける。
・自ら設定した課題について、先行研究を的確に把握した上で独創的な知見を示すことができる。

3.態度・志向性

・自らの思考、認識を的確に把握し、それを専門的な研究に生かす積極性を保持する。
・高度な専門知識を備えた人材として、粘り強く学術的成果を社会へ発信する。

4.研究論理

・人を対象とする研究分野においては、人権・人格を何よりも尊重し、関係する法令を十分に理解し、これを遵守する。
・研究倫理を深く理解し、データの取り扱い、個人情報の保護、文献や資料の引用、研究成果の発表の仕方などにおいて研究倫理に反することがないよう、日常的に意識を持つ。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

国語国文学専攻は、次のような方針でカリキュラムを編成し、実施する。

1.教育課程編成の方針

・日本語学および日本文学の2系統の授業を提供し、高度で専門的な学術的研究を可能にする。
・日本語学系統においては、古代から近代、現代までの日本語を対象とし、幅広く、音韻、文法、語彙、敬意表現、言語生活などの諸分野の研究をなす。他言語との比較研究も視野に入れ、日本語教育も対象とする。
・日本文学系統においては、古代(上代・中古・中世)から近代(近世・近代・現代)の散文と韻文、戯曲を対象とし、幅広く関連する時代分野を積極的に学ぶ。歴史や芸術、諸外国の文学なども視野に入れ、多角的な研究をなす。

2.教育課程実施の方針

・各専門分野で個人指導をなすとともに、全教員による集団指導を行い、修士論文の中間発表や最終試問を実施する。

3.基礎的技能

・研究および成果の発表を行っていく上で必要な研究環境を整備し、それを使いこなす基礎的な技術を指導する

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

国語国文学専攻は、次のような人が入学志望することを期待する。

1.知識・技能

・国語国文学専攻の教育研究の目的を理解し、日本語学・日本文学の研究を遂行するのに適した基礎学力を有している人。
・高度な学識と専門分野での研究能力・実践力を養う強い探究心と学修意欲を有している人。

2.思考力・判断力・表現力

・広い視野に立ち、自ら問題点と課題を発見し、先行研究を含む多角的な観点からの判断力を持って解決にあたる人。
・自らの知見を創造的な思考と妥当な論理性を持って積極的に発表する表現力を持つ人。

3.態度・志向性

・広い視野を持って学び吸収することに不断の努力を惜しまない積極的な姿勢を持ち、研究者、教育者として社会に貢献することを目指している人。
・国語国文学専攻で学ぶことが社会の中でどのような意味を持ち、どのように位置づけられるかを意識し、世界に向けて日本語、日本文学、日本文化を発信しようとする意欲のある人。