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神戸松蔭女子学院大学大学院教育研究の目的および人材育成に関する目的・基本方針

神戸松蔭女子学院大学大学院 教育研究の目的および人材育成に関する目的


修士課程

英語学専攻

英語学専攻は、個別言語としての英語の性質の探求を通して、人間の言語の普遍的特性を求めるという、現代言語理論に則った研究を推進する。
また、これを基盤として、社会言語学、心理言語学、言語哲学、情報科学などの関連領域を探究し、人間の社会的特性、思考や習得のメカニズムに多角的なアプローチを試みる。本専攻が育成する人材は、国際性があり、研究に必要な情報を取得・処理・表現する能力、および、広く、体系的な知識を持ち、自然科学・工学との対話が可能な人文科学の研究者および技能職業人である。


国語国文学専攻

国語国文学専攻は、日本語及び日本文学を対象とし、日本語の変遷や我が国の伝統遺産である日本文学の実証的研究を中心とした研究を行う。
本専攻では過去から蓄積されてきた文献を主にした基礎的な研究を柱とするが、特に日本語学の領域では社会言語学など現代日本語の研究を推進すると共に、外国語との比較研究や日本語教育も重視する。
本専攻が育成する人材は、体系的な知識を持つ研究者や国語教員、あるいは日本語を教授できる技能職業人である。


心理学専攻

臨床心理学コースの教育研究の目的は、困難な現代を生きる人たちに関する発達やパーソナリティの偏り、不適応などに関する臨床心理学の理論を習得させることである。人材育成に関する目的は、そうした理論に基づいた具体的援助技法や、その際に必要とされる態度・倫理を身につけた、心理学的援助の専門家を育成することである。


神戸松蔭女子学院大学大学院文学研究科の基本方針

神戸松蔭女子学院大学大学院は、聖公会キリスト教主義に基づく人格形成を根本方針とし、文化の創造的発展と人類の福祉に寄与する人材を育成することを目的としている。本大学院は、この大きな目的のもとに次の基本方針を設定する。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

神戸松蔭女子学院大学大学院は、次のような人が入学を志望することを期待する。

1.知識・技能

・各専攻の教育研究の目的を理解し、専門分野の研究を遂行するのに適した知識・学力の基礎を有し、さらに深い学識と高い研究能力・実践力を養う意欲を持つ人。

2.思考力・判断力・表現力

・各専攻分野において自ら問題点と課題を発見し、先行研究を含む多角的な観点からの判断力をもって解決にあたり、自らの知見を妥当な論理性をもって積極的に発表する表現力を持つ人。

3.態度・志向性

・研究の世界には多様な考え方があることを認識し、自分にとって未知の概念や思考法を学び吸収することに積極的な姿勢を持つ人。
・自分が専攻しようとしている研究分野が人間の世界の中でどのような意味を持ち、どのように位置づけられるかを意識する、広い視野を持つ人。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

神戸松蔭女子学院大学大学院は、次のような方針で教育課程を編成し、実施する。

1.教育課程編成の方針

・専門的な学術理論および応用を研究教授し、深い学識と高い研究能力・実践力を養成するカリキュラムを編成する。

・各専攻分野において、基礎的な知識・概念から高度に専門的な研究に導く体系的なカリキュラムを編成する。

2.教育課程実施の方針

・年度ごとに研究指導計画を示し、各専攻の指導方針を具体的に説明し、学位論文にいたるスケジュールを提示する。

・各専攻分野において個人指導を重視し、授業以外の場においても積極的に指導を行い、また各専攻のすべての教員が学生一人ひとりの関心をもつ研究分野と進捗を把握する。

・学生が設定する自らの研究計画・到達目標と、その達成の自己評価を指導に活用する。

3.基礎的技能

・各専攻分野で研究および成果の発表を行っていく上で必要な研究環境を整備し、それを使いこなす基礎的な技能を指導する。

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

神戸松蔭女子学院大学大学院は、所定の年限以上在籍し、各専攻の授業を履修して必要な単位数を修得し、学位論文を提出してその審査および試験に合格した上で、次の要件を満たす者に学位を授与する。

1.知識・理解

・各専攻分野において、各自の研究対象を体系的かつ多角的に理解して高度な専門的知識に到達していることを妥当な論理性をもって表現できている。

・自らの分野の専門性を深めるだけでなく、その研究分野が世界の中でどのような意味を持ち、どのような位置づけができるかを理解し、説明できる。

2.汎用的技能

・自らの研究分野だけでなく、他の研究分野、さらに一般社会においても有用な研究上の技能を身につけている。

・自らの知見を、内容が論理的に妥当であるだけでなく、各専攻分野で認められている形式に則って表現し、その分野の専門家以外の人にも理解できる文章で伝えることができるコミュニケーション能力を身につけている。

3.態度・志向性

・学位の取得にとどまらず、一生涯を通して自らにとって新しい知識や知見を求めつづける態度を持っている。

・自らの研究成果が世界の健全な発展に寄与できる可能性を常に意識している。

4.研究倫理

・人を対象とする研究分野においては、人権・人格を何よりも尊重し、関係する法令を十分に理解し、これを遵守する。

・研究倫理を深く理解し、データの取り扱い、個人情報の保護、文献や資料の引用、研究成果の発表の仕方などにおいて研究倫理に反することがないよう、日常的に意識を持つ。