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日本語日本文化学科の教育方針

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

日本語日本文化学科は、明確な目的意識をもって積極的に学習研究に励もうとする学生を育てる。日本語および日本文化全般について、生涯にわたる教養と知識およびスキルを身につけ、様々なメディアや芸術活動をとおして、自らの考えを適切に表現し、主体的に発信できる学生を育てることを目標とする。また、社会を動かす力をもつメディアについて学び、現代日本社会で展開する文化現象を的確に分析する能力と、コミュニケーション・デザインを通して現代社会の課題を解決する能力をもった学生の育成も目的とする。
そのために、卒業時までに次の能力を養成した上で学士の学位を授与する方針である。

1.知識・理解

  • (1) 地域語を含む現代日本語を歴史的・社会言語学的視点から学ぶとともに、第二言語教育などを通じて、多様な媒体によるコミュニケーションの諸相に触れることで、深い知識を身につけ、異文化・多文化の存在と価値を十分に理解している。
  • (2) 日本文化の長い伝統と歴史の流れを学び、先人の残した文学、美術工芸、書、古典芸能などの文化遺産、ならびに近現代の小説、詩歌、演劇、映画、サブカルチャー、ジャーナリズム、広告などの諸相について、その文化史的意味、現代的な意義を享受、理解し、次世代へ継承する幅広い知識と表現力を身につけている。

2.汎用的技能

  • (1) 日本語、日本文化、および、芸術各方面の所産について、説得力のある形で主体的に発信できる高度なコミュニケーション能力を身につけている。
  • (2) 現代社会の多様な局面において、情報を的確に受容・判断・理解し、論理的な思考を展開する力とスキルを身につけている。
  • (3) 広い視野に基づいた客観的な判断力を背景として、他者と協働し、問題を解決していく実践的スキルを修得している。

3.態度・志向性

  • (1) 多様な価値観の並存する社会において、国内外で自立した個人として、豊かな感受性をもって、生涯にわたって学び続けようとする姿勢をもつ。
  • (2) 積極的かつ柔軟に行動することで、社会における自己の役割を見出し、現代社会の課題を解決する力をもつ。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

日本語日本文化学科の教育課程編成・実施の方針は次のとおりである。

  • 1.1年次の「基礎演習」により、大学での学びの土台となる基礎知識および学習スキルを身につけ、専門教育への基礎を固める。
  • 2.1年次の「日本語・日本語教育入門」「日本文学・文化入門」「メディア・文芸入門」により、日本語および日本文化全般についての学問的基礎を自らのものとし、2年次に選択する専門教育に備える。
  • 3.2年次の「プレゼンテーションの方法」「正しいことばづかい」により、日本語の運用能力を高め、高度なコミュニケーション能力を養成する。
  • 4.2年次以降に用意された選択科目により、応用力を高め、3年次の演習、4年次の卒業研究を中心とした科目によって、課題発見、課題解決の過程を通じた思考力、判断力、表現力の養成を図る。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

日本語日本文化学科に入学する学生には、次の資質をもっていることを期待する。

1.知識・技能

情報を的確に理解・判断し、正確でかつ説得力のある形で発信できる基礎的な言語能力を、特に日本語についてもつこと。

2.思考力・判断力・表現力

日本語・日本文化(文化・メディア・演劇)全般に対して関心があり、そのための知識の習得、課題解決に粘り強く取り組む意欲をもつこと。

3.主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度

人間関係におけることばの力、コミュニケーションに関心をもち、その力を駆使して社会に積極的に貢献していこうとする志をもつこと。