震災の教訓を伝えるシンポジウム「阪神・淡路大震災と私たち-都市の記憶と希望-」開催

2011.01.13

シンポジウムの様子

シンポジウムの様子2


1月8日(土)午後、生活学科都市生活専攻青谷実知代研究室、池田清研究室主催のシンポジウム「阪神・淡路大震災と私たち―都市の記憶と希望―」が本学で開催され、学生と市民延べ120人が参加しました。  
震災の記憶と教訓を伝える同シンポジウムは、昨年末に「神戸新聞」、「毎日新聞」などでも事前に報道され、開催後にも「読売新聞」、「産経新聞」、「神戸新聞」、「毎日新聞」にも好意的に取り上げられました。   
とりわけ松蔭高校放送部の「すきまを埋めて」と、本学都市生活専攻学生の神足日栄さんの「防災に関する学生意識アンケート」、震災の「語り部」への聞き取り調査をした飯谷祐美さんの報告は、「高校生、大学生らしいみずみずしい感性で切り取ったテーマ」と評価されました。また松蔭高校放送部の「すきまを埋めて」は、「ぼうさい甲子園」の「はばたん賞」を受賞したことは大変うれしいことでした。  
NPO団体の報告として、兵庫県震災復興研究センターの出口俊一事務局長は「民間借上住宅」の問題を、「多文化プロキューブ」吉富志津代代表が、震災直後に情報弱者になった外国人と「FMわいわい」の活動を紹介しました。まち・コミュニケーション顧問の田中保三さんは、若者や高齢者の生きがいにつながる「場」を提供するNPOの役割を強調しました。   
このように、高校生、大学生、大学教員、そして市民、NPOが、大震災の記憶と教訓を一堂に会して話し合う機会をもてたことは、大変画期的なことでした。   
今回のシンポジウムでは多くの方々のご支援をいただきました。お礼申し上げます。


人間科学部生活学科教授 池田清

閉じる