[文学部 英語学科]作井教授が土曜講座を担当

2018.10.22

2018年度後期の土曜講座は、文学部英語学科の教員が担当し、「グローバル社会での英語と文化」をテーマに5名の講師が登壇します。10月20日、その第2回目として作井恵子教授が「グローバル社会における英語教育」という演題でお話ししました。
通常、この土曜講座は講義形式で行われますが、今回の講義ではアクティブラーニングの手法を取り入れ、4~5人のグループを作り、設問や論点についてグループで話し合いながら、進められました。
文部科学省が掲げるグローバル人材の育成の目的について解説した後、アジアの中で日本人の英語力の低さがデータで示されました。その理由について、日本語と英語の言語間の距離が遠いこと、コミュニケーション中心ではなく、訳読・文法が中心であること、一億人ほどの人口があり内需で経済が回っていく面があること、英語の環境が少ないことなどが揚げられました。
また、現代の大学新卒者や中学・高校生のグローバル意識の調査によるとグローバル化や英語が必要であることは認識しているものの、自分が海外で働いたり、英語を使って仕事をしたりすることを希望する者は少なく、内向き志向であることが示され、その理由について、話し合いました。
小学校では2020年から導入される「新学習指導要領」では3年生から英語が教科化され、その内容の一端を受講者に体験していただき、現場の人材の問題や中学との接続の問題などが示されました。受講者は45名でした。
次回は、10月27日(土)10:40~福田洋子教授が「英語はラジオ体操!!~気軽に習慣化~」というタイトルでお話しいたします。

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