[人間科学部心理学科]榊原講師が神戸市内の障害者地域生活支援センターでの講習を担当

2019.05.16

2018年12月から2019年3月にかけて、神戸市の障害者地域生活支援センター連絡協議会が主催し、神戸市内の全センターの職員を対象とした研修会が4回シリーズで行われました。人間科学部 心理学科の榊原久直講師がその講師を担当し、地域で生活をする障碍のある大人や子どもとその家族や様々な支援者らを日々サポートしている相談員ら約80名が受講しました。
毎回、現場で日々支援に向き合う相談員らの抱えるニーズに応じたテーマ設定がなされ、以下の様な内容で行われました。また、講習は支援を通して出会う様々な困難さを抱える人の視点に立って理解することに加えて、支援を行う中で自分自身に生じるこころの動きに寄り添うという共通した観点で行われ、支援者としてのスキルアップと支援者へのケアを意識した4回となっていました。

 第1回:事例検討会
  演題『ケースへの理解のまなざし~見立てのためのガイドライン~』
 第2回:職員のメンタルヘルス
  演題『温かさを保つための自分探し』
 第3回:面接技法
  演題『安心感のある関係づくりの試み』
 第4回:発達検査の読み方
  演題『検査結果を共感的に読み解く』

榊原講師は、このような講習を行っているほか、専門の親と子の心理発達相談の観点から、子どものカウンセリングや子育て相談、療育活動、認定こども園や放課後等デイサービスへの巡回相談などを通じて、子どもやその家族、そして子どもに関わる様々な支援者の援助活動に取り組んでいます。

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