2023.09.27

8月22日、神戸国際大学において「夏休み子ども防災教室」を開催しました。今回は神戸国際大学の防災救命クラブ「DPLS」と本学人間科学部食物栄養学科学生有志とのコラボレーションイベントとして実施しました。

前半は本学の学生が災害時も調理可能な方法として「パッククッキング」の説明および調理体験を担当しました。パッククッキングになじみのない子どもたちのために、まずは紙芝居で説明を行いました。その後は各班に分かれて子供たちと一緒にカレーの調理を進めていきました。

具材を加熱している間は、神戸国際大学防災救命クラブ「DPLS」による心肺蘇生法およびAEDの使い方のレクチャーが行われました。知識を聞いて学ぶだけではなく実際に人形や訓練機材を使って体験するため、救命時に必要な力やタイミングなどを具体的に学ぶことができました。乳幼児の人形を使った胸骨圧迫方法についても説明があり、子どもたちが熱心に聞いている様子が印象的でした。

最後に自分たちでパッククッキングで作ったカレーを試食。参加者は皆完食してお腹いっぱいになった様子で、笑顔を見せていました。

参加した学生の感想には、「保護者の方ともたくさんコミュニケーションが取れて良かった」「手伝いすぎないようにサポートを心がけた」とあり、授業で学んだことを地域の方に伝える貴重な機会となっていました。「子どもにわかりやすく作り方を教えるのは難しい」等課題も見つかった様子でした。また、他大学とのこのような連携は初めてでしたが、「同様の機会があれば進んで参加したい」「お互いの刺激となる良い取り組みだと感じた」など、今後の発展につながる大きな手応えを感じたイベントとなりました。