人間科学部 食物栄養学科 管理栄養士養成課程
(2017年4月 新学科開設)
管理栄養士 合格率92%(※)!
国家試験に強いカリキュラム
※第30回管理栄養士国家試験結果(生活学科食物栄養専攻実績)
人間科学部 食物栄養学科 管理栄養士養成課程
(2017年4月 新学科開設)
管理栄養士 合格率92%(※)!
国家試験に強いカリキュラム
※第30回管理栄養士国家試験結果(生活学科食物栄養専攻実績)
少人数制で先生との距離の近さが魅力の食物栄養学科。1・2年生で基本的な調理技術や献立作成をはじめ様々な実習・実験を行い、3年生で大量調理実習や病院でのチーム医療を想定した実習など実践的な内容へとステップアップ。基礎と実践力をしっかり身につけ、4年生では管理栄養士の国家試験対策に集中できる丁寧なカリキュラムが、高い合格率に繋がっています。
神戸松蔭のキャンパスがある神戸市灘区で開催されるイベント『灘・夢ナリエ』に、学生8名が参加しました。今年で14回目となる『灘・夢ナリエ』は、阪神・淡路大震災の復興事業で整備された復興のシンボル的公園「六甲風の郷公園」で実施されるイベントです。区民による企画・立案を経て整備された、防災機能を有する公園を広く知ってもらうことや、防災をテーマに区内の地域を超えた交流を強める目的で実施されています。
学生は、作田准教授指導のもと「パッククッキング」で作るオリジナルカレーと紙食器の紹介・実演を行いました。「パッククッキング」はポリ袋を使用した簡易な真空調理。ガスコンロと鍋をイベントブースに設置し、水や熱源などライフラインが十分でない災害時にも、材料を入れたポリ袋を鍋に入れて加熱するだけで、温かい料理が作れることを実演しました。また洗浄不要の、紙で作る食器を子どもたちと一緒に作り、作った紙食器でカレーを提供。最小限の設備と工夫により完成したオリジナルカレーは、「野菜の形はしっかりしているのに、やわらかくて美味しい!」「キャンプなどの屋外調理にも最適」など、味も調理法も参加者に好評でした。
管理栄養士の資格取得を目指す神戸松蔭の管理栄養士養成課程では、“いかなる状況においても対象者に適切な食事を提供する”という、プロ意識を育てるため、災害時における栄養・食事管理を意識した「炊き出し訓練」を学内で実施しています。こうした課外活動では、日頃の訓練を本番さながらで実演することができるので、自分ができること、できないことに気づくきっかけとなり、大学での学びをより豊かにしてくれます。また、学んできたことを実演し、区民の皆さんに喜んでいただけることは、管理栄養士を目指す学生たちの何よりのやりがいにつながっています。
2007年に日本で創設されたTABLE FOR TWO(以下TFT)。飲食店などで対象となる定食や食品を購入すると、1食につき20円の寄付金が開発途上国の給食1食分の支援として寄付される活動を行っています。2016年までに、日本国内外でのTFTプログラムへの参加企業・団体数は700を突破。神戸松蔭は、このプログラムに賛同する生活学科 食物栄養専攻の学生19名が参加し、課外活動グループ「神戸松蔭TFT」として活動を行っています。
「神戸松蔭TFT」が企画したメニューが、栄養学を学ぶ大学生とのコラボを検討していた株式会社J.フロントフーズの神戸市内と西宮市内の3店舗(大丸神戸店「鶴群」・「讃兵衛」、阪急西宮ガーデンズ「つるはん」)で採用されました。これまで「神戸松蔭TFT」の活動は、お弁当のメニューを企画し、学内で販売するなどが中心でしたが、企業とのコラボにより、社会に還元したいという日頃の思いが実現。大丸神戸店「鶴群」の店長富永真宣氏のサポートのもと、19名が3班に分かれメニューを企画しました。
今回の企画は、相手や目的に応じた食事を提供する「食事力」を実践する機会になりました。大丸神戸店ではお客様が味をイメージしやすいメニューにする工夫を、阪急西宮ガーデンズでは女性客が多いため、色々なものが少しずつ食べられて、見た目も華やかでヘルシーなメニューを追求。各店舗の客層に合わせたメニュー構成のほか、店舗キッチンの動線を考えて提案するなど、学びを活かす貴重な経験となりました。その他、味や色、香りなど食べることを楽しませる機能を学ぶ「食品機能学」や、素材の味を生かした“おいしさ”とはなにかを追究し、成分の働きや色彩効果なども科学的に考える「調理学」の学びが役立ったとのこと。今回の企画実現は、多角的な学びで身につく『6つの力』の賜物と言えます。
2017年4月
新学科開設