文学部 日本語日本文化学科 日本語教員の学びをもとに神戸YMCA「日本語サポーター」で留学生をサポート

日本語教員養成課程を履修している学生が、学びの基礎を活かし、シーンにあわせて応用しながら、日本語を学ぶ留学生へ実際に日本語を教える取り組みです。留学生は神戸YMCAで日本語を学ぶ中国や台湾、韓国、ミャンマー、ベトナムなどのアジア圏出身者が中心。年齢的にも神戸松蔭の学生と近いため、なんでも相談できる友人として交流を深めることができます。この「日本語サポーター」は神戸YMCAに出向いて約1時間じっくりと交流します。

日本語を学ぶ留学生と1対1で会話を重ねるなかで、国際感覚が身につき「教えるチカラ」のUPにも繋がります。

日本語サポーターとは?

日本語教員養成課程の学生が参加できる神戸YMCA学院専門学校でのボランティアです。授業以外で日本人と接する機会の少ない留学生にとって、生きた日本語が学べる貴重な場となっています。

  • 神戸松蔭の学生さんは安心しておまかせできます!

  • 大学からの距離も近く、通いやすい環境です。

Program

日本語教員養成課程 日本語教育

日本語を母国語としない人に対して日本語を教えるチカラを養い、「日本語を外国語として客観的にみる」「日本語をわかりやすく教える」方法を学んでいきます。

日本語教育を勉強したらどんな経験ができるの?

基本編

  • ボランティア教室での先生役

    日本への留学生や移住で困っている外国人にボランティアで日本語を教えます。YMCAもそのひとつです。

  • 学内での日本語パートナー 神戸松蔭で日本語を学ぶ留学生のパートナーとなって、日本での生活をサポートします。
  • 海外日本語教育実習(2単位) 本学の協定校である海外の大学(台湾、中国など)で日本語を学ぶ学生に対して、日本語を教えます。

応用編

  • 国際交流基金 日本語インターンプログラム(2名) インドネシアのハサヌディン大学へ、日本語教育インターンとして1ヵ月間派遣されます。
    ※費用は支給されます

卒業後も!

  • 北京外国語大学閩江学院 日本語助手(1名) 中国の協定大学へ、日本語のTA(ティーチング・アシスタント)として11ヵ月派遣されます。
    ※寮の部屋と給与が支給されます
  • アデレード大学PCE日本語TA(1名) アデレード大学や小・中・高等学校などで20週間、TAとして日本語・日本文化を教えます。
    ※ホームステイ費用と渡航費が支給されます

留学生の声

今日のできごとを通じて日常会話を習得

彼女と一日のできごとなどを話しながら、楽しく日常会話を学んでいます。目標は日本でコンピュータ関係の仕事に就くこと。今日はテストの勉強で自信がないところを彼女に質問できました。 (ミャンマーからの留学生)

中国との違いを話題に盛り上がります

彼女と話せるのが嬉しいです。今日はファストフード店のカタカナ表記など、日常の日本語を学べました。将来は子どもが喜んでくれるような絵を描くために、日本で絵画の専門学校に入学したいです。 (中国からの留学生)

神戸で楽しく過ごしてもらいたい!週1回1時間、留学生と日本語で会話

海外に行ったとき会話ができなくてさみしい思いをしたことがきかっけで、「日本語サポーター」に応募しました。留学生の会話レベルは、初級だったり、読み書きは完璧でも話すのが苦手だったりと、人によって違うので、一人ひとりにあわせて会話するようにしています。意識しているのは、「教える」のではなく、あくまで「会話する」ことです。日本語教育で学んだ美しい日本語とあわせて、関西弁でのリアルな会話をすることも役に立つようです。「今日は何したの?」という日常会話もあれば、「日本と中国の違い」について話したり、電話でうまく話せない留学生に代わって電話をかけたこともありました。留学生のみなさんが神戸で楽しく安心して過ごせるように、語学だけでなく生活に関するサポートもしていきたいです。

日本語日本文化学科 (3年)
大阪府 金蘭会高等学校出身

キャンパス内にも経験の場が!
「神戸松蔭日本語パートナー」


短期プログラムで来学した留学生の日本での生活や、日本語学習のサポートを行う、学内でのパートナー制度です。ホームステイのあるプログラムでは、留学生をホームステイ先まで連れて行くこともあります。日本語・日本文化について教えることに興味がある、留学生と日本語でコミュニケーションをとりたい学生におすすめです。

ページトップへ戻る