人間科学部都市生活学科の食ビジネス専修では、「製パン実習」というパン作りを実習する授業が開講されています。前期に理論を学び、後期は調理実習室での実習となります。11月と12月に製パン部門初の神戸マイスターでもある井筒英治特別招聘講師（イスズベーカリー代表取締役）にご指導いただきました。
1回目はハード山食とクロワッサン、2回目はフランスパンと菓子パン作りを学びます。いずれもイスズベーカリーを代表する商品ばかり。井筒社長のパン作りに対する情熱や「イスズの山食」がヒット商品になるまでの苦労話などもお話くださいました。この調理実習室にはプロ仕様のミキサーやオーブンなどの什器が備えられています。パン屋での仕事を体験できるよう大量のパン生地をこね、発酵し、焼き上げます。
パン生地作りは機械の力を借りますが、最後はパン生地を切り分けて学生が各自で成型や仕上げをします。すると同じパン生地でも焼き上がりは驚くほど出来上がりが異なり、学生はパン作りの難しさとおもしろさを体験したようでした。
後期にはこの「製パン実習」と「和洋菓子実習」とが隔週で行われ、実習を重ねています。