「教員養成」で長年の実績があり、中学校・高等学校教諭をはじめ、保育士・幼稚園教諭・小学校教諭を多数輩出しています。また「英語教育」では学院創立以来の実績があり、実践的な児童英語教育を早期から実施し高い評価を得ています。いままでの教育課程に、さらに中学校、高等学校の英語教育を加えて、専門職としての高度な知識・技術の育成、地域や社会と連携できる人間性の育成をめざして、2019年4月新たに「教育学部」を設置しました。
「保育士・幼稚園教諭・
特別支援学校教諭」あるいは
「小学校教諭・中高教諭(英語)
または特別支援学校教諭」の
資格・免許取得をめざせます。
児童英語教育の実習も充実。
海外教育実習、語学研修も用意。
教育現場体験、学校観察実習で
実践力が磨けます。
学内にある子育て支援フリースペース「まつぼっくり」、本学併設の認定こども園「松蔭おかもと保育園」などで、子どもや保護者と交流しながら学ぶ機会があります。また、「松蔭おかもと保育園」では卒業生が保育士として活躍しており、身近な先輩からアドバイスをもらうことができます。
英語の授業での実践力養成に重点をおき、小学校教諭をめざしながら中学校・高等学校の英語教諭の免許取得が可能なカリキュラムを編成。高い英語運用能力を修得することはもちろん、子どもに英語を学ぶことの面白さや大切さを伝えられる人材を養成します。オーストラリアでの教育実習で海外の教育を学ぶことも可能です。
小学校教諭をめざしながら、幼児教育や特別支援学校教育に関する学びも深められるコース。幼児期から児童期にかけての一貫した学びを理解し、家庭や地域における教育活動の課題を解決できる力を身につけます。自分の目標に合わせて学びを自由に組み合わせ、追究できます。
公立学校教諭採用選考試験は、2017年度から、英語力検定能力試験で一定の成績やレベルに達している受験者を優遇しています。英語力のある人材を小学校教諭として採用しようという動きです。一部の試験を免除したり、加点したり、英語能力のある受験者に優遇措置を講じている教育委員会は、全体の約78%(68の教育委員会のうち53)に上っています。例えば、大阪市は小学校教諭採用試験で、英検1級・準1級・2級の保有資格ごとに加点したり、中高教諭免許(英語)取得者は1次選考で90点、2次選考で30点加点しています。
カリキュラムの中に採用試験に備えた講座を組み込み、1年次より計画的に試験対策に取り組みます。教養や論作文、模擬授業など、教員採用試験に出題されるすべての範囲の対策が可能です。
学生同士の交流・助け合いが広がる環境づくりや、一人ひとりの状況に応じた対策支援が充実していることも、神戸松蔭の特長です。夢をさらに広げていきながら、「チーム松蔭」で楽しく自律的に学べる教育プログラム「松蔭TPPT(Test Preparation Program for pre-service Teachers)」が現役合格の秘訣となっています。
教育者としての幅を広げたい学生は、海外での教育実習に参加することができます。オーストラリア・アデレードの保育園や幼稚園、小学校などを視察し、現地の日本人学校でのふれ合いを通して日本の教育現場との違いや共通点を学び、教育への理解を深めます。大きな成長につながる、必要な経験を積むことができます。
所定の科目を履修し、単位を修得した学生には、神戸松蔭女子学院大学「児童英語インストラクター認定証」または「児童英語インストラクター基礎認定証」を発行します。保育所や幼稚園、小学校といった保育・教育の現場において、早期英語教育を実践できる高い能力を持った人材育成のためのプログラムです。
授業では、楽譜の読み方など、基礎からしっかり学び、一人ひとりのレベルに合わせた個人レッスンを行っています。グランドピアノがある個室やミュージックラボもあり、練習に打ち込める環境です。
実践的な英語教育を早期から実施。
公立保育所、公立幼稚園、
認定こども園、小学校への
就職実績多数
(2019年3月人間科学部子ども発達学科卒業生実績)
就職希望者数:375人
就職者数:373人
求人数:1,737件
(2019年3月末実績)
ずっと保育所の先生になることが目標でした。そのなかでも、ライフスタイルの変化にあわせながら、より長く勤められるのではないかと考え、公務員をめざしました。公務員試験の内容には、数学や理科、社会などさまざまな教科があり、一人で勉強するのはなかなか大変です。神戸松蔭では採用試験への支援が充実しているので、試験対策講座や、実際に公務員試験の採用担当だった方が指導をしてくださる面接練習など、心強いサポートが受けられました。在学中は大学で紹介していただいた保育所でアルバイトをしながら経験を積んでいましたが、4月からは正式な保育士です。さらに責任をもち、子どもや保護者の生活に寄り添うことのできる保育士になります。
入学後はボランティアやスクールサポーターとして子どもたちに関わり、そこで小学校教諭だった方々のお話を聞かせていただいたことで、「小学校の先生になりたい」という思いがより一層強くなりました。教職支援センターの対策講座は少人数制で、苦手科目をしっかり勉強できたことが心強かったです。模擬授業や筆記試験の対策についても丁寧にサポートしていただき、安心して採用試験に望むことができました。神戸松蔭のテーマは「チーム」です。夢を叶えるために一緒にがんばっている仲間や、いつでも相談に乗ってくださる先生方のおかげで、どんなことでも乗り越えられます。
保育実習で印象に残っているのは、けんかの際の先生の対応。止めるだけでなく子どもの話を丁寧に聞く姿を見て、一人ひとりに共感し寄り添う姿勢を学びました。また、「保育内容(表現)」では手遊びを学習。採用試験の実技で、声かけの際に子どもの興味を引くため手遊びを交えるなど工夫することができ、学びの成果を実感しています。
教育実習で大宮幼稚園へ。子どもが描いた絵を褒めるなど自尊感情を高める教育方針に魅力を感じ、ここで働きたいと思いました。ビデオで子どもの行動を見ながらその意味を考える「幼児理解」で培った、子どもを理解するために必要な視点を活かし、子どもたちが自分自身のことを好きになれるような教育支援を実践したいです。
「学校観察実習」では週1回小学校へ行き、学習に取り組めない児童の支援などスクールサポーターとして活動。子どもたちとの関わり方に最も悩み考えた時間でした。しかし、私の声かけをきっかけに自ら勉強に向き合うようになった子どもを見たときは自身の成長も実感。実践的な経験を重ねたことで、教員になる自覚や自信が高まりました。
「幼児理解」では、子どもの行動と心理を学んでいたため、実習で戸惑うことなく子どもたちに接することができました。豊中市職員を志望したのは、同市の公立こども園でボランティアを行い、子どもがのびのび成長できる良い環境があると感じたから。子どもの成長のために、良い保育者のあり方を追求する姿勢を忘れず学び続けます。