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教育系センター

目的

本学では各学科の専門教育科目の他に、学科を越えて履修できる科目を多数開講していますが、その大部分は全学共通科目と外国語科目です。全学共通科目は、情報の受容・発信において必要とされるコミュニケーション力を身につけるとともに、キリスト教の「愛」の精神を正しく理解し、他者への寛容、地域社会への貢献などに対する感覚を養うことを目的として開講されています。全学共通教育センターは、全学的な教育方針のもと、情報教育センター、キャリア教育センター、キリスト教センターと連携して自校教育・入学前教育を含む全学共通科目を編成・運営するために設置されています。

役割

全学共通教育センターの役割は全学共通科目の編成と運営ですが、全学共通教育センターだけで全学共通科目のカリキュラムを決めるのではありません。全学共通科目は幅広い分野を扱っている上に、学科専門教育科目との連携や重なりを配慮しながら設定する必要がありますので、学内の多くの部門と関係しています。全学共通教育センターは、全学共通科目のまとめ役と言えます。まとめたカリキュラム案は、学長を中心に各学部・学科の代表から構成されている全学共通教育委員会に提案されます。全学共通教育委員会で承認されたカリキュラムに基づき、全学共通科目のクラス設定や授業時間割編成を行い、授業の運営に責任を持つのが全学共通教育センターの役割です。

神戸松蔭の全学共通科目

本学のカリキュラムには、各学科・専修の専門教育に加え、全学共通で履修できる科目があります。神戸松蔭の教育のベースとなるキリスト教の精神について学ぶ自校教育のキリスト教科目、情報処理のスキルを学ぶ情報科目、理想とする進路を見定めそれを実現するためのキャリア科目、日本語を正しく使いこなせる力・技術を養うコミュニケーション科目、多面的なものの見方、考え方を身につける教養科目、健康な心身を保持する知識と技術を身につける健康スポーツ科目があります。これらの科目を幅広く学修して、現代社会を強く生きるための土台を作ってください。
さらに2022年度以降は、従来の講義科目だけでなく、生涯にわたり学び続けることのできる力をつけるために課題解決型のゼミなどアクティブ・ラーニングの要素を取り入れた授業や、現代社会において必要性が増しているデータを理解し処理する力を身につける授業などを配置する予定です。

外国語教育センター

英語、フランス語、中国語、韓国語を外国語教育センターに集約

開学以来の伝統として、英語教育に力を注いでいる本学。激動する東アジアの興隆にこたえて中国語、韓国語に加え、西洋との橋渡しに必要なフランス語を正規の外国語科目として開講しています。
外国語教育センターでは、学生の外国語運用能力を高め、国際交流、海外留学などの要求に資するため、コミュニケーション能力開発を重要視したカリキュラム編成をしています。とくに英語においては、ほとんどの科目を習熟度別クラス編成で週2回開講とし、ネイティブスピーカー教員による授業を多く配置しています。
また、得意の分野を伸ばしたい、苦手な分野を克服したいという学生のために、映像で学ぶ授業、留学や就職に役立つTOEIC対策授業、英語指導教員による個人指導など、きめ細かな教育体制を構築しています。

学習をサポートする教育支援活動

いながらにして留学気分 イングリッシュ・アイランド

昼休みや講義の空き時間を利用してネイティブスピーカー教員とコミュニケーションが楽しめる場所です。学部・学年にかかわらず、誰もが気楽に利用できます。日ごろから生きた英語に触れることで、英語の理解力、表現力が高まります。英語圏の暮らしや文化に話が弾むだけでなく、本学への留学生との交流の機会もあります。
その他、ハロウィーン、クリスマスなどの行事を通じて、英語に親しむ機会を多く提供しています。

短期語学研修

国際交流センター主催のオーストラリア、中国、韓国への海外語学研修です。修了者には英語、中国語の単位認定を行っています。
短期語学研修の詳細についてはこちら

   

頼りになる外国語学習支援スペース 外国語応援サロン

外国語に関するあらゆるサポートを行なう学習室です。英語は、英語指導教員、大学院生(AI)、学部上級生(PI)が英語の学び方、英語力の伸ばし方についての相談にのり、予習・復習の指導、アドバイスも行います。英語の各種教材のほか、TOEIC®・TOEFL®最新問題集、パソコンなども揃っているので、自習・グループ学習に利用することもできます。発音や文法だけでなく、卒論の書き方を教えてもらえるチャンスもあります。

学習効率を高めるCL、AL教室

コンピューター援用言語学習室として、CL1(40席)、CL2(24席)、AL教室(50席)が稼働しています。CLはコンピューター・ラボの略称、ALはアクティブ・ラーニングの略称です。かつてのLLやCALLに代わり、フレキシブルに語学教育に活用できる教室へと進化しました。CL教室には準備室があり、システムのサポート、教材作成、編集、管理を行うことができます。また、AL教室の隣には自習室を設け、PCを使ったリスニングやスピーキングの練習、動画の視聴などもできます。

情報教育センター

情報系列科目の提供

本学の情報教育への取り組みは古く、1984年にはビジネスコンピュータを設置した本格的なコンピュータ教室を整備して情報教育の授業を始めました。 当時は全学共通科目の中の自然・科学分野のひとつに過ぎませんでしたが、受講者の増加と、ICT教育の必要性と相まって、全学共通科目・情報系列として独立しました。

情報系列の科目は、現在の情報化社会において活躍するための基本的な情報処理能力を養うために提供されています。 カリキュラムは、コンピュータ(パソコン)や本学が提供する各種ネットワーク上のサービスの操作を習得したうえで次の三つの能力を育て、身に付けられることを目標としています。

  • パソコンを用いて問題を発見・分析・解決できる能力
  • インターネットを用いて必要とする情報を検索・収集、その情報を活用できる能力、これとは逆にインターネットに向けての情報発信を行う能力
  • 収集・分析した情報をもとにパソコンを活用して自分の考えを整理し、説明・伝達する能力

すなわち、「パソコンを単に操作できる」だけでなく、パソコンを利用して情報の収集・検討を行い、専門教育分野での様々な問題を解決する方法や結論を導き出す能力の習得を目標としています。

この目標達成のために、2023年度は「情報リテラシーⅠ/Ⅱ」をはじめ10科目の講義を開講しています。なお、授業は担当教員だけでなく、TA(Teaching Assistant)、SA(Student Assistant)が受講生をサポートする体制になっています。さらに、2022年度入学生から始まったBYODにより、「情報リテラシーⅠ/Ⅱ」は受講生の持ち込みパソコンにより、授業を行っています。

全学共通設備であるWindows教室の管理・運営

キャンパス内には、授業を行うWindows教室(4教室に合計で約200台のWindowsパソコンを設置)と、常時自習可能な自習室(2カ所に計40台)を整備しています。もちろん、授業等が行われていない時間帯は、授業用の4教室でも自習をすることができます。

Windows教室のパソコンは、起動時に統一環境を提供できるシンクライアント方式で運用され、どのパソコンでも同じ操作環境で利用できます。

Windows教室を利用できる時間

コンピューター教室


キャンパスネットワーク(KS-NET)の管理・運営

キャンパスネットワークは学内全域でギガビット化され、SINET(学術ネットワーク)を介してインターネットに接続しています。学外へのネットワークサービスの提供についてはIPv6でのアクセスにも対応しています。

入学と共に提供されるアカウントを使ってキャンパス内での無線LAN接続やWindows教室のパソコン利用、在籍中に絶えず利用することになる松蔭ポータル、松蔭manaba、図書館や就職活動支援のためのサーバなど本学が提供するネットワーク上の各種サービスの利用が可能になります。さらに、マイクロソフトが提供する様々なサービスを利用することができます。