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英語学専攻(修士課程)

英語学専攻とは

言葉と情報の先端を解明するエキスパートを養成します

英語学は「英語という言語」の範囲を飛び越え、近年ますます多様に進展。今や、関連諸科学やコンピュータ・サイエンスなど、あらゆる先端学術領域と連携しながら、研究領域を切り開いています。本専攻では、多彩なアプローチによる研究を通して、人間の社会的特性や思考、言語習得のメカニズムを解明し、工学的応用や情報処理技術との接点まで視野に入れて研究に取り組みます。また、カリキュラムは一人ひとりの目標に柔軟に対応。進路志向に合わせた「語学充実コース」「実務志向コース」「研究者志向コース」があり、ゆるやかなコース設定なので、大きく偏らず、横断的に学ぶことができます。言語研究を主軸としながら、科学や工学など広範な学問領域と結びついた最新の英語学。研究者、教育者、情報技術分野・デジタルメディア分野の表現者など、優れたエキスパートを育成します。

進路に応じた3コース

英語学専攻の様子

語学充実コース

英語学の研究を通じた英語力の養成を目的とします。このコースを志望する学生は語学系統の授業を重点的に履修し、修了時には修士論文のほか、英語の最終試験を受けます。

実務志向コース

英語学の研究を通じて言語情報処理の実務的技能を養うコースです。実習系統の授業を重点的に履修し、修了時には修士論文のほか、実習的技能を示す成果(データベースや文章データベースの作成、実験的プログラミング、フィールド・ワークの報告など)を提出します。

研究者志向コース

英語学の研究者としての実力を養成するコースです。言語科学・応用理論系統の授業の中から幅広く履修し、修士論文で意味論の分野を研究した学生は音韻論や英語教授法のレポートを提出するなど、修士論文で扱った分野と異なる分野でのレポート提出を修了条件とします。

将来の進路

研究、教育、デジタル産業やデジタル表現の現場で活躍する人材に

言語学をはじめとする人文科学だけでなく、自然科学や工学分野の素養も併せ持ち、最先端の教育・研究や産業創出に関わり、国際的な場面でも十分通用する。そんな「言語と情報のプロフェッショナル」の育成を、私たちはめざしています。

研究者

幅広く、同時に体系だった知識を持ち、最新の事象に先端的な理論で自在に対応できる。そんな柔軟な思考力を持った研究者を育成します。優れた語学力や豊かな表現力で国際的にも通用する実力も持ち、他の人文諸科学や自然科学・工学分野の研究者とも対話できる研究者が最終目標。博士課程への進学や海外留学も選択肢の一つです。

教育

充分な語学力のほか、第二言語習得をはじめとする言語理論についての知識や、語学教育に関する豊富なデータを縦横に駆使し、最新の教育機器を使いこなす。そんな多角的な教育能力を備えた、語学教育のエキスパートの育成も本専攻の目標の一つです。

情報産業

音声認識や対話ロボットなどに搭載されるソフトなど、各種ソフトの開発やプロモーションに貢献する人材を育成。言語学の工学的応用の場面で、言語へのセンスと文化的知識で貢献できる人材を育てます。

出版・放送

本専攻では高度な語学の訓練のほか、各種コンピュータソフトやマルチメディア表現を習得します。こうした技術や語学力、そして言語センスを活かし、電子出版やブロードバンドネットワークなどの分野で、技術とコンテンツの両面から貢献できる人材を、本専攻では育成します。

教育課程の特色

言語研究を主軸としつつ、各自の進路に併せた指導を展開

【中核的言語研究を主軸に】
音声・語・文法・意味を中心とする、言語研究の「中核分野」を主軸として研究。言語の性質を探求することで、人間の認知能力を解明することを目標にします。

総合的・体系的

国際的なレベルの第一線で研究する教員を、幅広い分野にわたって配置。複数の分野に習熟できる、総合的な研究・研究指導が可能になるよう、カリキュラムを編成しています。また、1年次では基礎的なレベルを、2年次では特殊問題を扱って独自の研究に発展できるよう、体系的なカリキュラム編成ともなっています。

語学とコンピュータ

研究推進に必要な語学力の訓練と、コンピュータの高度な操作法を習得。具体的には英語での文章作成や口頭発表の演習を重視。コンピュータの使用では基礎的なデータ習得からLATEXなどによる電子出版表現、データ分析、音声分析などを習得します。

実務への応用

語学やコンピュータといった分野はもちろん、言語の理論的研究を行う際にも、実務への応用を視野に入れながらの研究・教育を実施。「フィールド・ワーク」、「言語と統計」など、実務の現場で役立つ実習系の科目を重点的に履修できるよう、カリキュラム編成を行っています。

進路に応じて指導

個人の進路に基づいた、ゆるやかなコース設定で指導。研究者育成だけを目標とするのでなく、教育や各種実務の現場の志望を尊重し、カリキュラムや学位認定に幅を持たせています。

授業科目一覧

2年を4セメスターに区切ったセメスター制を実施。第Iセメスターには基礎的な授業を、第IIセメスター以降はより専門的な研究指導を行います。学部で基礎的な知識を備えた領域の授業については特殊研究の授業から受講することも可能。詳しくは下欄の一覧を参照してください。

授業科目一覧

系統 授業科目
語学 リサーチ・プレゼンテーションA
リサーチ・プレゼンテーションB
アーギュメンテーションA
アーギュメンテーションB
英語学 Ⅰ群 英語の構造
音声学・音韻論
言語と知識
意味論・語用論
英語授業論A
英語授業論B
Ⅱ群 言語と社会・談話分析
音韻論・形態論
文法と意味
社会言語学・変異理論
言語と認識
日英対照文法論
英語教授法A
英語教授法B
語学教育理論A
語学教育理論B
文化学・異文化理解
バイリンガリズム
児童英語教育
言語と数学
言語科学方法論
言語と情報
実習 コンピュータ・イン・リサーチ
フィールド・ワーク
言語と統計

英語学専攻 教員一覧

修士論文題目

論文題目一覧はこちらpdf

入試実績

  受験者数 合格者数 入学者
2022年度 1(0) 1(0) 1(0)
2021年度 0(0) 0(0) 0(0)
2020年度 1(0) 1(0) 1(0)
2019年度 0(0) 0(0) 0(0)
2018年度 0(0) 0(0) 0(0)

注1:一般選抜、社会人特別選抜の合計数
注2:( )内は男子の数で内数

大学院過去問題はこちら

入学者 出身大学(過去5年間実績)

・神戸松蔭女子学院大学

 

教職課程

中学校・高等学校教諭一種免許状(英語)を有する学生については、所定の課程を修了することで、専修免許状に引き上げることができます。
教職課程の詳細



ipad

iPad®を活用した知識・情報の共有を行っています

英語学専攻および言語科学専攻では、iPad®を端末とするコミュニケーションと知識・情報・文献を共有するシステムを構築し、研究指導に活かしています。