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卒業生紹介


神戸松蔭で過ごした時間が原点。
変化を楽しみ、ずっと社会とつながっていたい。

株式会社 アド・ダイセン ゼネラルマネージャー
松蔭女子学院短期大学 家政学科 1981年卒業
(兵庫県立 鈴蘭台高等学校[現 兵庫県立 神戸鈴蘭台高等学校]出身)

私の原点となっているのは学生時代。海と山に囲まれ、ヨーロッパの丘陵地に広がる街並みを思わせるキャンパスで、おしゃれで向上心豊かな友人たちと自由闊達に学んだ時間です。在学中に身につけた神戸の上質な感性とライフスタイルを活かし、卒業後に就職した大丸では、バイヤーとして海外で商品の買い付けや交渉、本社のマーチャンダイジングを統括。その後、大丸大阪・梅田店、大丸神戸店、大丸札幌店の執行役員店長として力を注いできました。現在は大丸を離れ、総合広告代理店で新たなチャレンジをしています。クライアントとエンドユーザーをつなぐテレサポートサービス 事業のゼネラルマネージャーとして、価値観もライフスタイルも異なるスタッフが、多様な働き方で目標を持って楽しく仕事ができるようにサポートしています。人生100年時代といわれる現在、いろいろなことにトライし、社会とつながっていたいと思います。母校の評議員として、みなさんにはあのキャンパスでなければできない経験を大切にしていただきたいと願っています。

中国を拠点に27年。
日本を深める学びが海外で働く基盤に。

可宝得環保技術 有限公司 総経理(社長)
国文学科 日本語教育コース(現 日本語日本文化学科) 1995年卒業
(奈良県立 平城高等学校出身)

2002年に、中国深圳で飲料水メーカーの会社を立ち上げました。事業を始める前には、湖南省の大学で日本語教師や、深圳の日系部品メーカーで購買責任者も経験。大学卒業後から中国を拠点に働いていますが、常に神戸松蔭で学んだ日々が土台になっていると感じます。学科では、日本語はもちろん日本人の考え方や文化、習慣、それらの伝え方など、多角的に研究を深めました。外国籍の方と協働し仕事をするには、信頼関係が不可欠。お互いの文化や価値観を理解しあううえで、自国を知っているということが円滑なコミュニケーションの助けになっています。また、国際都市神戸にある大学だからこそ、グローバルな視点も自然と養われました。現在中国では、健康への意識が高まっています。2018年には新たにヘルスマネジメント事業をスタートしたので、さらに人々の役に立てるよう努めていきます。

保育所と療育施設の経験によって、異なる視点で子どもと向き合い保育の幅が広がりました。

池田市立 ひかりこども園
子ども発達学科(現 教育学科) 2014年卒業
(大阪府立 渋谷高等学校出身)

保育所やこども園には、集団生活がスムーズにできず、保育者の配慮や手助けが必要な子どもが増えています。卒業後、最初に勤めた保育所もそうでした。当時はそういった子どもへの対応法がわからず、対応スキルを身につけたいと考え、療育施設への転職を決意しました。そこで保育の価値観ががらりと変わりました。それまでは、子どもはこちらの話を聞き、それに沿って行動してくれるのが当たり前と考えていました。ところが療育施設の子どもは、容易に話も聞いてくれません。とことん向き合い、何につまずいているかを読み取り、できることを一緒に見つけ、信頼してもらわなければ保育ができないことに気づかせてくれました。大阪府池田市の採用試験に合格し、現在は、同市のこども園で保育を担当しています。療育と保育の良さを知っているとできる対応が広がります。日々子どもと向き合うなかで、私の保育の幹となっているのは神戸松蔭時代の先生方の教えだと実感しています。4年間でいろいろな保育の考えや実践方法を学んだことで、「叱って保育するより、諭すような感じで保育をしたい」、「絵本の読み聞かせは作品の通りにするのか、アドリブを加えるのか」など、自分はどうしたいのかを考えることができています。これは学生時代には気づかなかったことです。現場で子どもと対峙し、困ったときに先生の声が思い出され、こう話されていたからやってみようと実践し、悪かったところは反省し、自分のやり方を見つけています。学生の間は時間がたくさんあります。ぜひいろいろな人と出会い、さまざまなことを経験し、視野を広げてください。そうすれば「この子はこういうところがあるのだな」と受け入れる幅が広がり、自分も子どもも楽しめる保育ができると思います。

多彩な道が広がっていた神戸松蔭。
たくさん模索した先に輝けるステージを見つけました。

ヒューマンリソシア 株式会社
近畿営業本部 神戸支社 2課 課長
生活学科 都市生活専攻(現 都市生活学科) 2014年卒業
(福井県 敦賀気比高等学校出身)

福井で過ごした高校時代、雑誌に出てくる神戸の大学生にあこがれていました。港町のおしゃれな雰囲気に溶け込むような、キレイなキャンパス。まさに、神戸松蔭はそのイメージにぴったりな大学でした。さらに私が魅力を感じたのは、その多彩なカリキュラム編成。4年間でたくさん模索しながら将来を決めたいと思っていた私にとっては、まさにうってつけの環境でした。幅広い分野を学ぶことで興味の振り幅を少しずつ定め、選んだのは商品開発・マーケティング分野。その先に見つけたのが人材業界でした。たくさんの道が広がっていた大学生活と同じように、より多くの業界や職種の方と関わりをもてる仕事こそ、豊富な経験や多様な価値観を身につけられるのではないかと思ったのです。入社から7年、一貫して人を必要とする企業と、働きたい人をつなぐ仕事をしています。企業と求職者、どちらのお客様に対しても必要なスキルの素地は、大学で紡いでいたように思います。例えば、社会調査の授業では、インタビューをもとに書類を作成する実習をしましたが、“人から言葉を引き出すこと”に苦心した記憶が蘇ってきます。どのように聞き出せば結果が出せるのか。発する言葉や行動に変化をつけ、どうすれば本音を引き出せるだろう?と、今でもアプローチ方法を試行錯誤しながら仕事に携わっています。キャリアアップの授業、ホスピタリティの授業、そして心理学系の授業。そのどれもが、コミュニケーション力を必要とする今の仕事に活きている。課長として部下を指導する立場となった今では、そのスキルの需要は増すばかりです。神戸松蔭で培った探究心を糧に、私に関わるすべての方の人生を輝かせられるよう、これからもずっと、模索し続けていきたいと思います。