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外国語科目の教育目標と方針(人間科学部)

教育目標

外国語やその背景にある異文化の学習を通して、世界の国々や地域との相互関係の重要性を認識し、アジアの中の日本、世界の中の日本のあり方を見直す機会をもつ必要性が高まっている。本学ではこうした時代の要請に応える能力・資質を備えた人材の育成を目標としている。そのために、外国語科目の履修を通して、次の能力を養成する方針である。

1.知識・理解

  • (1) 選択した各言語の特徴を知り、その運用に必要な能力を意識することができる。
  • (2) 各言語の背景となる文化を知り、自らの文化との違いを理解している。
  • (3) 外国語学習を通して、日本や日本語への深い理解や知識を身につけている。

2.汎用的技能

  • (1) 読む、書く、聞く、話す、の4技能を偏りなくブラッシュアップし、外国語による日常的なコミュニケーションを行う能力を身につけている。
  • (2) 語学力を生かしたプレゼンテーション力を身につけている。

3.態度・志向性

  • (1) グローバル化した社会に適合した豊かな国際感覚と異文化を受け入れる寛容性を身につけている。
  • (2) 多言語習得を通して言語対照、文化比較等の研究アプローチ法を意識することができる。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

外国語科目として、「英語」「フランス語」「中国語」「韓国語」の各言語を学ぶ科目を配置している。

英語

学生のレベルにあった授業を展開するために、TOEICに対応した統一テストによる習熟度別クラス編成を行う。

<1年次>
ネイティブ・スピーカーまたは日本人教員による週2回の総合英語「General English A・B」によって、英語の4技能をバランスよく習得できるようにする。

<1年次上位科目・2年次>
ネイティブ・スピーカー教員によるリスニングとスピーキングの授業「English Communication A・B」と、日本人またはネイティブ・スピーカー教員によるライティングの授業「English Writing A・B」を開設し、実用的な英語力を強化する。

<選択科目および資格試験対策など>
選択科目については英語運用能力の向上を目指した科目を提供する。また、「初級」「中級」「上級」の各レベルで資格試験対策の内容を含む科目を開設する。

<授業外でのサポート>
全学生を対象に、授業以外に自由にネイティブ・スピーカー教員と英会話ができる施設(=English Island)や、教員、AI、PIからTOEICなどの資格試験対策の個別指導が受けられる施設(=外国語応援サロン)などを整えている。

フランス語・中国語・韓国語

英語以外の各外国語において、次の方針に沿ったカリキュラムを編成している。

<1年次>
文法を学ぶ「ⅠA・ⅠB」と会話を学ぶ「ⅠC・ⅠD」の4科目を開設する。大学から学習をスタートするため、発音や文法の基礎力の習得を目指す。

<2年次以降>
文法学習の完成を目指す「ⅡA・ⅡB」と、読解能力、コミュニケーション能力の養成を目標とした「ⅡC・ⅡD」を開設する。また、各言語の検定試験対策のクラスも設けている。1年次で習得したことをベースとして、より高度な会話や読解がこなせるように発展的内容が学習できる。

<3年次以降>
フランス文化を読み解く力をつけるために「ⅢA・ⅢB」を置く。また中国語のスキルを高めるために「ⅢA・ⅢB」「時事中国語」を設置し、中国語検定試験対策や、社会で役立つ実務的な中国語の習得を目指す。韓国語は「ビジネス韓国語」「時事韓国語」「ⅢA・ⅢB」などで、より深く知識を磨き、実用的な学修が可能である。