1. ホーム
  2. 国際交流・留学
  3. ジェネラルインフォメーション

ジェネラルインフォメーション

神戸松蔭女子学院大学は1892年、英国聖公会の伝道師によって兵庫県神戸市・北野町に「松蔭女学校」として創立されて以来、女子教育機関のパイオニアとして130年以上に及ぶ歴史と伝統を築いてきました。現在は神戸市灘区に位置し、レンガ造りの美しい校舎は緑に囲まれ、海が一望できるすばらしいロケーションにあります。

学生たちは明るく自由な校風のなか、入学後にのびのびと才能を大きく開花させ、多彩なコミュニケーション能力を身につけて社会にはばたくことができます。就職率が高いのも特徴で、多くの卒業生が多方面で活躍しています。
神戸松蔭の学びはいずれも少人数制で教員と学生の距離が近いため、無理なく修得することができます。放課後はクラブ活動はもちろん、ボランティアや啓蒙運動など、学生の意志で運営されるさまざまな活動も盛んに行われています。


【所在地】 神戸市灘区篠原伯母野山町1-2-1
【学部・学科】 文学部 英語学科(英語プロフェッショナル専修・グローバルコミュニケーション専修)
日本語日本文化学科
人間科学部 心理学科
都市生活学科
食物栄養学科
ファッション・ハウジングデザイン学科
教育学部 教育学科(幼児教育専修・学校教育専修)
【教育理念】 キリスト教の精神…他者を思いやるキリスト教の精神
実践的な教養…深い教養知識と広い実用技術の融合
キャリア教育…個性豊かに生きる自分だけの人生

神戸松蔭女子学院大学では、外国人留学生を受け入れています(食物栄養学科、教育学科を除く)。外国人留学生特別入試は12月に実施します。

沿革

松蔭女子学院大学外観

1892年
英国聖公会の伝道機関によって、神戸市北野町に「松蔭女学校」創立。
明治時代の先端的科目、英語、裁縫(和裁・洋裁)を中心に授業を行うミッションスクールとして第一歩を記した。
1915年
「松蔭高等女学校」設立。
1929年
神戸市青谷に校地を選定。定礎式に英国王子グロスター公殿下臨場。
12月新校舎落成。
1947年
大学・短期大学の前身「松蔭女子専門学校」設立。初代校長は浅野勇。
1950年
学制改革によって「松蔭女子専門学校」は「松蔭短期大学」として新発足。
キリスト教科、英文学科を置く。初代学長はアーサー・リー。
その後、服飾科、家政科、日本文学科を増設。
1966年
神戸市垂水区に「松蔭女子学院大学」設置。
文学部に英米文学科、国文学科、キリスト教学科を置く。初代学長は八代斌助博士。
1980年
六甲新学舎第一期工事完成。短期大学が青谷から移転。
続いて81年第二期工事が完成し、大学が垂水から移転。
1982年
学院創立90周年記念式典開催。
1983年
チャペルにパイプオルガン設置。
1986年
短期大学英文学科専攻課程設置。(英文学専攻・英語学専攻)
家政学科専攻課程設置。(生活科学専攻・食物栄養専攻)
1991年
服飾学科・家政学科をそれぞれ生活造形学科・生活科学科と名称変更。
1992年
英米文学科を英語英米文学科と名称変更。
学院創立100周年記念式典開催。
1995年
「松蔭女子学院大学」「松蔭女子学院短期大学」を
「神戸松蔭女子学院大学」「神戸松蔭女子学院短期大学」と校名変更。
2000年
大学院文学研究科(修士課程)を設置。英語学専攻・国語国文学専攻の2専攻を置く。
大学文学部に総合文芸学科を増設。
短期大学英文学科を英語コミュニケーション学科と名称変更。
2001年
大学文学部に心理学科を増設。
2002年
大学院文学研究科に言語科学専攻(博士課程)を設置。
学院創立110周年記念式典開催。
2004年
大学院文学研究科に心理学専攻(修士課程)を増設。
大学文学部心理学科を人間科学部心理学科に改組。
2005年
大学人間科学部に生活学科(都市生活専攻・食物栄養専攻)を増設。
2008年
大学人間科学部に子ども発達学科、ファッション・ハウジングデザイン学科を増設。
短期大学部の学生募集停止。
2009年
人間科学部子ども発達学科が指定保育士養成施設に指定される。
2011年
英語英米文学科・国文学科の学生募集停止、英語学科・日本語日本文化学科を新設。
2012年
松蔭女子学院創立120周年。
2014年
公益社団法人ロングライフビル推進協会の「第23回BELCA賞」
表彰建築物として、本学キャンパスが「ロングライフ部門賞」を受賞。
2015年
幼保連携型認定こども園「松蔭おかもと保育園」開園。
2017年
松蔭女子学院創立125周年。
大学人間科学部に都市生活学科、食物栄養学科を新設。
2019年
大学に教育学部教育学科を開設。
2021年
大学院文学研究科言語科学専攻(博士課程)の学生募集停止。
2022年
松蔭女子学院創立130周年。

理念と目標(教育方針)

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

神戸松蔭女子学院大学は、キリスト教の愛の精神を基本とした女子教育を通じて、他者への思いやりの心をもって社会に貢献する人材を育成することを目標としている。そのために、本学の学生には卒業時までに次の能力を養成した上で学士の学位を授与する方針である。

1.知識・理解


2.汎用的技能


3.態度・志向性


教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

本学の教育は、大きく、全学共通科目、外国語科目、専門教育科目からなる。それぞれの科目の目的は、ディプロマ・ポリシーを受けて、次の通りである。

全学共通科目

情報の受容・発信において必要とされる、言語によるコミュニケーション力を身につけるとともに、キリスト教の愛の精神の理解を通じて、他者への寛容、地域・社会への貢献に対する感覚を身につける。

外国語科目

日本語以外の言語を学ぶことを通じて、文化の多様性に対する理解を深めるとともに、国際化した社会の中で生きていく社会人としての基礎的な技術を身につける。

専門教育科目

柔軟で実践的な教養力に基づいて、論理性に裏付けられた知識を身につけるとともに、人間性・自然に対する十分な理解に支えられた専門性を身につける。


入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

本学へ入学する学生には、次の資質をもっていることを期待する。

1.知識・技能

固定した知識の習得のみに関心を示すのではなく、純真な好奇心をもって、積極的に物事に取り組み、学んでいくことができる基礎的な学力をもつこと。

2.思考力・判断力・表現力

現在、未完成な面があっても、入学後に、自ら課題を発見し、柔軟な判断力をもって解決にあたり、成果を他人に伝える表現力を伸ばすことに意欲をもつこと。

3.主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度

キリスト教の愛の精神に理解を示し、学生である期間を、自らを向上させることのみに使うのでなく、積極的に周りの人々と関わり協調していく心をもつこと。

学部・学科紹介

文学部

英語学科―英語プロフェッショナル専修/グローバルコミュニケーション専修

世界で通用する英語力とプラスアルファの力でグローバルビジネスの第一線へ

グローバル社会において「聞く・話す・読む・書く」の4 技能をバランス良く身につけることが、世界で活躍できる真の国際人への第一歩。本学科では、学びの内容とスタイル、進路に応じた2専修を設置、ハイレベルな英語運用能力と多彩なコミュニケーション能力を養います。

日本語日本文化学科

日本の文化や「ことば」の本質を理解し、表現力・発信力を獲得する

日本語の歴史や方言、日本の伝統的な文化や文学について学びます。正しい日本語のスキルを身につけ、自らの考えを適切に表現し、主体的に発信する力を獲得します。また、社会を動かすメディアについて学び、現代日本の文化現象を分析、現代社会の課題についても考えます。

人間科学部

心理学科

人の心を理解し、一般企業や支援の現場で活躍できる社会人、または心理の専門家をめざす

複雑な人の心や行動を科学的に解き明かす心理学。本学科では、心理学の幅広い領域を学ぶとともに実践的なスキルを修得します。人に寄り添い、心の奥深くにアプローチする力は、社会のさまざまな場面で役立ちます。さらに臨床の場で活躍する専門家をめざすことができます。

都市生活学科

衣食住や経済・経営を学び、デジタル化が進む社会で新たな価値をつくり出します。

人々の生活は、衣食住をはじめ、経済・経営などさまざまな要素で形成されています。これからのデジタル化社会では、ICTを活用しながら社会を多角的に捉えることが大切。仕事や暮らしの中に存在する課題を解決する力を身につけ、社会に貢献できる人材をめざします。

食物栄養学科【管理栄養士養成課程】

食と栄養のプロフェッショナルをめざす

健康志向が高まる中、病院や福祉施設をはじめとする幅広い分野で、管理栄養士の役割はますます重要になっています。アセスメント、マネジメント、プレゼンテーション、コラボレーション、プロデュースの力が身につくカリキュラムを通じて、実践に強い人材を養成します。

ファッション・ハウジングデザイン学科

デザインを通して、新しいライフスタイルを創造する

“美”を追究するには、ファッションやメイクの知識だけでなく、インテリアや生き方そのものなど、美をトータルにとらえる視点が求められます。独自の美意識が根づくファッション都市・神戸で、生活を豊かにするデザインを学び、新しい価値を生み出す力を身につけます。

教育学部

教育学科―幼児教育専修/学校教育専修

なりたい「先生」になる学び― 子どもの多様性を大切にする保育者・教育者になる―

保育士・幼稚園教諭・小学校教諭とともに、中学校と高等学校教諭養成の実績を踏まえて、「幼児教育専修」「学校教育専修」の専修を選択して学びます。本学科は、多様な専門領域の学びを通して、地域や社会と連携・協働できる人間性の育成を図ります。

学内施設

最寄りの阪急六甲駅から歩いて約15分とアクセス至便で、緑にあふれ、海を一望できるキャンパス。機能的に配置された校舎や実習施設、憩いの場は、学生たちの学ぶ意欲と卒業までの自由でのびやかなキャンパスライフを見守ります。

施設案内 教室・実験棟(11号館) 実験棟(6号館) 特別教室棟(5号館別館) 特別教室棟(3号館) 特別教室棟(2号館) 学生ホール(4号館) チャペル(8号館) 図書館(9号館) 教室棟(12号館) 教室・実験棟(5号館)

チャペル(8号館)

チャペル(8号館)

正門を入ってすぐ左手にあるチャペルは神戸松蔭のシンボルです。高い天井、ステンドグラスから差し込む光、日本でも有数の規模をほこるパイプオルガンの気品ある響き。日常とは違う荘厳な雰囲気を感じることでしょう。ヌーン・サービスやチャペルコンサート、卒業生の結婚式などさまざまな礼拝、行事が行われています。

図書館(9号館)

図書館(9号館)

学術書籍、文芸書籍、新聞・雑誌など、約40万冊もの蔵書や資料があり、すべてをコンピュータで検索することができます。DVDなど映像教材が整ったAVコーナーやコンピュータコーナーのほか、展示やグループ学習、ゼミ発表の準備・練習ができるラーニングコモンズ「てらす」も備えています。館内は白を基調とした、明るくも落ち着きのある雰囲気です。

特別教室棟(2号館)

教職学習室

教職学習室

教採対策関係の最新資料や過去問、各種教科書、指導書などを多数設置しています。教員採用試験ならびに各種就職試験の自習、教育実習の事前学習や教職課程関連の科目の予習・復習で利用しています。また、各自治体の採用情報や求人票も設置しています。卒業生の利用も可能です。

教職サポートルーム

教職サポートルーム

教職サポートルームは、学習、実習、教採対策、就職等の相談や支援対策に利用しています。教職を目指す学生に対するキャリア形成支援および教職指導の一翼を担うため、校長、園長、教育行政経験者、教職経験のある教員を講師とし、学生の相談・支援にあたっています。教員採用試験では、一般教養と専門試験(面接、模擬保育・授業を含む。)の2つの試験が実施され、多方面から教員の資質が測られます。本学では、一般教養を対策する「教員採用試験対策講座」と、専門試験や面接・模擬授業・実技試験に対応する個人指導を実施し、現役合格を目指します。

国際交流多目的スペース

国際交流多目的スペース

外国人留学生の歓送会などのイベントを行なったり、日本語パートナーと留学生が一緒に宿題や課題をするなど、学内での国際交流の場として活用されています。

CL(コンピュータラボ)教室

CL(コンピュータラボ)教室

英語を聴いて学べる音声や動画の教材が充実。リスニングの授業でも利用されています。

AL(アクティブラーニング)教室

AL(アクティブラーニング)教室

ICTを使いながら主体的な学びを目指します。

カフェこもれび(2号館)

カフェこもれび

射し込む光が綺麗なゆったりスペース。

特別教室棟(3号館)

コンピュータ教室(Windows)

コンピュータ教室(Windows)

4教室に合計約200台のWindowsパソコンが設置され、情報教育や、情報処理が必要な各種授業並びに授業外学習に利用されています。

コンピュータ自習室(Windows)

コンピュータ自習室

自習専用のパソコンが計20台設置されています。必要な時にいつでも利用でき、また3号館4階の情報教育センターのサポートも手軽に受けられるので、レポート作成や自習などに利用されています。

秘書演習室

秘書演習室

企業の受付やオフィス内などを再現し、秘書実務のほか、来客や会議の対応、ビジネスマナーなどを実践的な授業を通して身につけることができます。

学生ホール棟(4号館)

学生食堂

学生食堂

明るく洗練された雰囲気の「マーガレットダイニング」と「ローズキッチン」の2つの食堂があり、合わせて約550人を収容できます。

ヤマザキYショップ

ヤマザキYショップ

キャンパス内にある文房具が充実したコンビニエンスストア。お弁当や飲み物、お菓子などを購入することができます。

神戸松蔭こころのケア・センター

神戸松蔭こころのケア・センター

さまざまな心の問題をもつ学外からの相談者を受け付けています。臨床心理士の指導のもと、大学院心理学専攻の授業にも活かされています。

教室・実験棟(5号館)

調理実習室

調理実習室

調理器具や作業台を写すモニターなど、最新の設備が整った調理実習室。株式会社イスズベーカリー井筒社長が監修。

多目的実習室

多目的実習室

保育、幼児教育、特別支援教育系の演習を行う教室として設置しています。
地域の人々とも交流し、多様で創造的な活動に取り組むことができます。
インクルージョン、ユニバーサルデザイン、バリアフリーの基礎を体験できます。

模擬授業演習室

この教室は、小学校・中学校の教室をイメージしています。
主に、模擬授業を行うための専用の教室です。新たな時代の教育を試行するために、机は可動式、46台のタブレット端末を導入し、ICT教育の環境を整えました。
現場の教育環境と同じレベルで学修ができます。

特別教室棟(5号館別館)

電子ピアノ音楽教室

電子ピアノ音楽教室

教育学科の学生がピアノの練習に使う音楽教室。最新の電子ピアノが30台設置されています。

理科実験室

理科実験室

ゆとりのあるサイズの実験台にパソコン40台を設置。電子顕微鏡もあり、化学、物理、生物などさまざまな実験に取り組むことができます。

千と勢サロン

千と勢サロン

学生たちが自由に集い、語らえる憩いのスペースです。テーブルと椅子、ゆったりとしたソファも置かれ、差し込む光と壁に掛かったシャガールの絵画が和やかな雰囲気を演出します。

コミュニティ・ルーム

コミュニティ・ルーム

地域の親子に開放された触れ合いの空間です。「神戸松蔭子育て支援フリースペース〈まつぼっくり〉」 が定期的に開催され、さまざまな親子の実像から、教育学科の学生たちが保育や育児について学び取ります。

教室・実験棟(6号館)

製図室

製図室

ファッション・ハウジングデザイン学科の講義や実習に使われます。3室のうち2室の製図机には、学生向けパソコン(CAD対応)が備わります。

ファッション製作室

ファッション製作室

ファッション・ハウジングデザイン学科の被服製作実習に活用され、裁縫用具や工業用ミシン、ボディなど専門器具が充実しています。

給食経営管理実習室

給食経営管理実習室

給食の経営管理について学ぶ実習室。国際的な食品の安全・衛生管理システム(HACCP)の基準に適合した設備と機材が整います。

教室・実験棟(11号館)

栄養教育実習室

栄養教育実習室

食物栄養学科の実習で使われ、デジタルプロジェクターやパソコンを用いた情報収集・分析機能を備えています。

スタジオ

スタジオ

主にファッション・ハウジングデザイン学科の実習や授業で使用されます。スチール撮影からハイビジョン映像まで、撮影と編集が可能な機材と設備を整えています。

メイクルーム

メイクルーム

ウェルネス分野(美容と健康)では、皮膚の構造やしくみ、化粧品の選び方を理解するとともにメイクアップテクニックを学びます。

教室棟(12号館)

コンピュータ利用コーナー

コンピュータ利用コーナー

学生が自由に使えるパソコンを20台設置し、いつでも利用できるよう開放されています。授業の空き時間などを使ったレポート作成や自習などに活用されています。

イングリッシュ・アイランド

イングリッシュ・アイランド

昼休みや授業の空き時間などを利用して、ネイティブスピーカーの教員と英会話で交流できます。

アクセス

神戸松蔭へは、阪急「六甲」駅・JR「六甲道」駅・阪神「御影」駅から、いずれも、神戸・三宮や大阪・梅田など主要都市から一直線です。授業期間中は、阪急「六甲」駅・JR「六甲道」駅からは大学への直通バスもあり便利です。

交通アクセス