夏季フランス語集中講座が30周年を迎えました!

2011.10.17


8月8日(月)~26日(金)、本学を会場として、本学学生および一般の方を対象とした夏季フランス語集中講座が開催されました。フランス本国で外国人にフランス語を教授している経験豊富なネイティヴスピーカー教員を招き、すべてフランス語で行われる本講座は、毎年参加者から高い評価をいただき、ついに今年で30周年を迎えました。 本講座を主催する本学フランス語教室の木谷吉克教授に、感想と記念パーティーの報告をいただきました。


「1982年に2クラス2週間で始まったこの講座は、その後受講希望者の増加とともにクラス数が増えていき、現在は5クラス開講、期間も3週間に伸びています。当初これほど長く続くとはだれも予想していませんでした。この講座が30回も続くことができたのは、なによりもフランス人講師たちの教え方の巧みさと、教えることにかける情熱のゆえだったと思います。フランス人講師たちはフランス語教育の専門家であり、本国でも外国人にフランス語を教えています。このフランス人講師の熱意とともに、日本人受講者の学習意欲の高さ、少しでもフランス語を話せるようになりたいという願いの強さもまたこの講座の特徴であり、この講座をここまで発展させてきた大きな要因であるでしょう。
第30回フランス語集中講座は8月8日(月)から始まりましたが、それに先立って8月6日(土)に『神戸松蔭フランス語集中講座30周年記念パーティー』をホテル神戸東急インで開きました。当日はフランス人講師5名をはじめかつての受講生、日本人スタッフなど約80名の参加者がありました。この講座の創始者であるギザール先生はご高齢のため出席されませんでしたが、自分の思いと心はこの会場にあり、みなさんとともに30周年を心から祝いたいというメッセージを寄せられました。次いで現在のフランス側の責任者であるファーブル先生のあいさつがあり、『この講座とともに歩んだ歳月のうちに、私はみなさんを理解することを学びましたし、みなさんのおかげで私の愛するこの日本という国を発見することを学びました』と述べられました。会場では20数年ぶりに再会したという方々もおられましたし、なつかしい人たちと再び会うことができたことを喜ぶ声が多く寄せられました。そして参加者全員が、この講座のさらなる継続を心より願っていました。」

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