[人間科学部都市生活学科]青谷ゼミが南九州市・知覧武家屋敷庭園活性化の取り組みを報告

2018.03.08

JR西日本が主催する「南九州カレッジ」で南九州の観光活性化に取り組んで実績を重ねている青谷ゼミが、南九州市より依頼を受け、知覧地区にある「武家屋敷庭園」をどのように活性化し、にぎわいを取り戻すべきか、取り組んできた成果を報告しました。
成果報告会は2月27日、南九州市のミュージアム知覧で行われ、南九州市の塗木市長を始め自治体関係者、活性化実行委員長や地元の方々ら約50名が集まりました。
青谷准教授が地域のブランド化について全体的な説明を行い、学生が古い町並みを活かしながら活性化に成功している倉敷・長崎の先行事例や県内の観光地を視察し、知覧武家屋敷とも比較し、良い点・改善点を抽出して報告。またアンケートを行った結果、若い女性はSNSの中でも特にInstagramから旅行に行くためのきっかけや情報を得ているとの結論を得て、Instagramによる広報や情報拡散を提案。エリア内に多数ある休憩所の有効活用法、大学生ボランティアによる宿泊体験をしながらの武家屋敷清掃なども提案しました。
最後に青谷准教授が武家屋敷を利用した宿泊施設の展開や、「ながら体験」のコンテンツを増やすこと、学生・大手企業とのコラボによる特産品開発の可能性などを示唆しました。
同じ取り組みを行った地元の鹿児島国際大学のジェフリー・アイリッシュ教授のゼミの報告の後、聴衆も交えて全体で意見交換を行いました。
参加した学生は地域の熱い思いを受け、また多くを学び、地域の期待に少しでも答えることができるよう後輩にも引き継ぎながら取り組みを継続していってくれるでしょう。

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