[人間科学部 心理学科]榊原久直専任講師が土曜講座で講演

2018.08.07

2018年前期の神戸松蔭土曜講座は、人間科学部 心理学科の公認心理師・臨床心理士養成の教員が担当し、身近なテーマから「カウンセリング」についての連続講演を行いました。
7月14日の前期最終回は、榊原久直専任講師が「子どものカウンセリングの視点から見るこころの理解」というタイトルで講演いたしました。
人は不快な気持ちが生じたとき、身近にいる重要な他者の助けを求めるという傾向をもっています。身近な他者の力を借りて気持ちを落ち着かせ、外の世界に向かってチャレンジするという心と体の動きのパターンを「アタッチメント」と呼び、「安定型」「回避型」「アンビヴァレント型」「無秩序型」という4つの型に分類されることを解説しました。実際に乳児と養育者、第3者による実験動画を見ながら、その行動パターンを確認しました。自分自身や人それぞれの特性や行動の背景を把握する目安とし、より良い関係の築き方について共に考えました。参加者は82名でした。
7月の豪雨のため中止いたしました久津木 文准教授による『「我慢」は悪いことばかりではない』は、後期の10月20日(土)13時10分~14時40分に開催いたします。ご来場をお待ちいたしております。

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