[人間科学部ファッション・ハウジングデザイン学科]OASIS加盟校学生作品 最優秀作品賞『Vectorworks Executive Prize 2019』を受賞しました

2019.09.05

Vectorworks教育支援プログラムOASIS加盟校・学生作品集の2019年度掲載作品募集において、大森真衣さん(2018年度ファッション・ハウジングデザイン学科卒業)が最優秀作品賞である『Vectorworks Executive Prize2019』を受賞しました。
担当教員である米原慶子准教授からレポートが届いています。

大森さんの受賞作品はこちら

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米原慶子准教授レポート

受賞したのは、今春卒業した大森真衣さんが2018年度の卒業研究としてゼミで取り組んだ「時を忘れるitoshima resort」という空間デザイン作品です。大森さんは、地元の福岡に近い糸島という海辺の自然豊かな場所にリゾート施設を計画。その建築とインテリアのイメージをVectorworksというCADソフトウェアを用いて、3Dパースなどで詳細に表現しました。
Vectorworksは世界中で使われており、日本全国の建築・インテリア系の大学・専門学校などでも、150校以上で使われています。Vectorworksの販売を行うA&A社が、それらの学校から毎年学生作品を募集し、愛優秀作品に与えられるのが、大森さんが受賞した『Vectorworks Executive Prize』です。
この賞の選考は、開発元のVectorworks,Inc.(アメリカ)のCEOであるBiplab Sarkar氏が行い、大森さんの作品について下記のように講評しています。

「この作品は、敷地の形状とユニークな建物の形状をうまく統合させた素晴らしいデザインです。空間や敷地全体の雰囲気が伝わるプレゼンテーションとしてよくまとめられています。3DやBIMを的確に活用し、この課題にしっかりと取り組んだことがよく表れています。平面図の代わりに空気遠近法を使用している点が革新的であり、このプロジェクトの良さを表現しています。」(楯に記載された訳文)

8月21日、東京・大手町サンケイプラザで開催された「Vectorworks教育シンポジウム2019」において授賞式が行われ、賞品として、作品の楯と「Vectorworks」のソフトウェア1ライセンス(約50万円相当)を授与されました。大森さんは喜びいっぱいの表情で、「とても励みになります」など、受賞してのコメントを堂々と話していました。
大森さんは現在、住宅リフォーム関係の会社で働いており、この受賞をきっかけに、今後の夢をさらに膨らませているようです。後輩たちにも、大きな目標と夢を与えてくれることと思います。

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