[人間科学部 ファッション・ハウジングデザイン学科] 産学連携「滝川工業(株)エントランス・インテリアプロジェクト」の空間が完成しました

2020.10.29

ファッション・ハウジングデザイン学科・米原ゼミでは、2019年度春より、滝川工業(株)からの依頼を受けて、同社のオフィス棟エントランスホールのインテリアを有志の学生5名が提案する、産学連携プロジェクトに取り組んできました。依頼を受けたきっかけは、昨年2月に兵庫倶楽部で米原が講演した際、ゼミの学生たちの空間デザイン作品を紹介し、そこに滝川工業(株)の現社長が参加されていて、それらの学生作品に興味を持たれたことでした。
エントランスホールは企業の顔となる大切な空間です。そこで調査や打ち合わせを重ね、アイデアを出し合い、産業機械メーカーである滝川工業(株)が持つ金属加工の高い技術力を生かす方向で企業イメージを表現し、活気のある快適な空間となるように、インテリアを提案しました。
テーマは"Geo-metallic Harmony"。学生たちは数種類の金属を素材として、企業ロゴや幾何学図形をモチーフに、カラーリングも考えて、家具やオブジェをデザイン。それぞれが個性的でありながらも調和し、個々の役割をしっかりと果たすように、みんなで役割分担しながら考え、図面やパース、模型を制作して、提案をまとめました。
今年2月に本学にて空間提案の最終報告会を開いた際、この案を実現することが決定され、その後これらの家具やオブジェは、滝川工業(株)にて製作が進められてきましたが、この度、エントランスホールの改装・設置工事も全て完了し、10月15日、プロジェクトメンバー全員で現地確認に伺いました。
家具やオブジェは、こちらの提案通りにとても忠実に作られていて、思い描いたエントランス空間がきれいに出来上がっていましたので、学生たちもとても感激しておりました。
また実物を製作された滝川工業(株)の社員のみなさまとも、デザインに込めた想いや、製作する過程でご苦労された点など、相互にお話をして、交流するよい機会にもなりました。
このプロジェクトを通して、このような実践的な学びと素晴らしい体験ができ、貴重な機会を与えてくださった、滝川工業(株)のみなさまに、心より深く感謝申し上げたいと思います。

プロジェクトメンバー:
FHD学科4年 池野真由、田邉明日香、東桃佳、光田百合絵、横川藍
山岡奈央子(実習助手)、米原慶子(教員)

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※撮影時のみ、マスクを外しています。

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