[人間科学部心理学科]榊原准教授が神戸市障害児通所支援事業所一斉研修で講演を行いました

2022.01.27

神戸市内の全ての障害児通所支援事業所を対象とした一斉研修が1月20日にオンラインで開催され、人間科学部心理学科の榊原久直准教授が講師を務めました。
今回は、今年度より開始となった専門職3名による放課後等デイサービスや児童発達支援事業所への巡回について「巡回支援を通じて、事業所に望むこと・期待したいこと」をテーマに、榊原准教授を含む講師陣3名で講演しました。
また、榊原准教授の講演として「親と子の理解と支援のための"悩み方"」というタイトルで、子どもや家族のために"悩む"支援者の方々が建設的に悩むことができるように、近年カウンセリングの世界で注目を集めているメンタライゼーションというキーワードを交えて講演を行いました。いわゆる"問題行動"にばかり注目するのではなく、また診断名や障害特性というキーワードの当てはめになるのではなく、そして自分の感じたことが絶対的に正しいと思い込むのでもなく、行動の背景にある子どもと自分自身の両方のこころの動きに目を向ける事ができるようになるべく、様々なこころの機能のモードを紹介しました。
今回の研修を通して、子どもや保護者を支える、支援者の方々を支えられたらという願いが述べられました。

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