[文学部日本語日本文化学科]講演会「伝統と創造-書の魅力と時代感」・篆刻講習会 実施報告

2022.09.16

神戸松蔭女子学院大学では2023年度、文学部日本語日本文化学科に「書道コース」を新たに開設いたします。
これを記念して7月30日、日本書道史の第一人者で九州国立博物館の館長である島谷弘幸氏をお招きして講演会「伝統と創造-書の魅力と時代感」を本学内・213教室にて実施いたしました。
当日は事前に予約をされた90人以上の方が参加。島谷氏は多種多様な資料をビジュアルで紹介しつつ、書の魅力と長い歴史をわかりやすく解説してくださいました。その充実した内容に引き込まれるうち、90分は瞬く間に過ぎていきました。皆さま満足された面持ちでした。
学科一丸となっての運営によって、新コース開設に向けた熱い想いが皆様にも伝わったのではないでしょうか。
当日は日本語日本文化学科で書道を学ぶ学生たちも233教室でリモート参加。熱心にメモを取り、聴き入っていました。

そして8月9日には、日本を代表する篆刻(てんこく)家で本学の非常勤講師である真鍋昌生(井蛙)氏をお招きし、篆刻講習会を開催いたしました。
当日は高校生はもちろん、付き添いの先生にも参加いただきました。参加した生徒や先生方は積極的に質問をするなど熱心に受講され、およそ2時間かけて印を彫り終えました。終始静かな会場からは皆さんの集中が伝わって来るようでした。

講演会・講習会ともに次の機会を望まれる声が寄せられています。
両イベントとも無事に実施できましたこと、関係各位に感謝申し上げます。

神戸松蔭女子学院大学は、戦後の書を支えた多くの書家を輩出し今日においても書の盛んな街である神戸にあり、書道教員の輩出をはじめ、書道教育に関する多くの実績があります。「書道コース」は確かな技術と知識を身につけ、そして、現代における書の役割とそれをいかに継承していくかについて考えるコースです。

◆講演会「伝統と創造-書の魅力と時代感」

◆篆刻講習会

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