[地域連携]西脇市 オオキンケイギク染色体験イベントレポート

2025.05.28

5月24日、西脇市大野隣保館(西脇市大野176)にて、人間科学部人間科学科の花田美和子教授とゼミ生が「オオキンケイギク染色体験イベント」(主催:西脇市花と緑の協会)を行いました。このイベントは、特定外来生物であるオオキンケイギクの駆除と有効活用を目的とした取り組みの一環として実施され、花田ゼミが指導を行いました。当日は悪天候にもかかわらず、子ども18名と保護者9名を含む約30名の参加がありました。花田ゼミからは3年生4名、4年生1名の計5名の学生が参加し、そのうち1名は卒業研究としてオオキンケイギクを用いた染色に取り組んでいます。
当初は現地での花の刈り取り体験も予定していましたが、天候を踏まえ事前に採取した花を使用し、屋内での花の仕分けおよび染色作業に変更して実施しました。染色体験では、あらかじめ準備したハンカチやコースターのほか、持参したTシャツの染色に挑戦する子どもも見られました。会場にはオリジナルのスタンプも用意され、スタンプを押したり輪ゴムを用いた絞り染め技法で染めるという工程を通じて、格好良い作品が次々と完成しました。参加者たちは皆、仕上がりに満足そうな表情を見せていました。火を使用する工程はゼミ生や成人の参加者が担当し、子どもたちは安全に配慮された形で媒染(定着)工程の一部、撹拌作業などを体験しました。染色の待ち時間には、西脇市職員による特定外来生物に関する解説や、ゼミ生が作成したリーフレットを用いた染色工程の説明が花田教授から行われ、参加者の理解が深まりました。イベントの最後には「こんな色になるんだ!」「上手く染まった!」といった歓声があがり、子どもたちの笑顔に包まれながら盛況のうちに終了しました。

20250524nishiwaki_all.jpeg
閉じる