[公開講座]令和7年度前期 神戸松蔭大学公開講座「コメから考える食と環境 (第2回)」を行いました
2025.09.27
9月27日、本学にて令和7年度前期 神戸松蔭大学公開講座「コメから考える食と環境」の第2回が開催されました。今回は7月に引き続き人間科学部人間科学科の富田因則教授が登壇し、「気候変動に強い未来のコメ新品種開発 -遺伝的改変へのアプローチ-」をテーマに講演が行われました。 富田教授は、気候変動の影響を受けやすいコシヒカリの弱点を克服し、生産者と消費者の双方に利益をもたらす「スーパーコシヒカリ」への転換の必要性について詳しく解説。さらに、気候変動に対応するためには有効な遺伝子の特定と、遺伝子レベルでの的確な改良が今後ますます重要になると述べました。 参加者からは、「専門的で難しい内容ではあったが、興味深く大変勉強になった」「遺伝子やゲノム編集について理解が深まり、米の未来に期待したい」「次の未来へ向かって発信していくという大学の姿勢を感じた」などの感想が寄せられ、高い関心を持って受講されていました。 なお後期の公開講座は、2026年1月から2月にかけて全3回の開催を予定しています。