[産学連携]青山商事株式会社×神戸松蔭大学 就活生の服装の悩みを可視化するプロジェクト「コーディネート企画実習」レポート
2025.11.25
青山商事株式会社と神戸松蔭大学は2025年、就活生の服装に関する悩みを可視化する産学連携プロジェクトに取り組んでいます。 就活生の服装に関する悩みを可視化し、周囲の期待とのズレを明らかにすることを目的として、 「オフィスカジュアル」や「服装自由」といった曖昧(あいまい)な指示が就活生に与える影響について調査し、具体的なコーディネート提案を目指します。前期はこれまで学生への説明や現状調査を実施し、就活生の体験談を収集・分析。後期はコーディネートのビジュアル化を行い、適合性を調査し、最終的に成果を可視化する予定です。
10月17日には本学ファッション・ハウジングデザイン学科 西川良子准教授のゼミ生(3年生および4年生有志)が青山商事株式会社の店舗を見学しました。会場は「SUIT SQUARE」神戸三宮店および「洋服の青山」三宮店で、就職活動をテーマとした「コーディネート企画実習」を実施しました。実習ではまず同社担当者よりビジネスウェア業界や近年のリクルートスーツ事情について説明を受けた後、学生がチームごとに店舗を訪問。スタッフへのヒアリングを通して「第一印象をどう演出するか」「自分らしさをどう表現するか」といった視点からコーディネートを企画しました。実際に商品を手に取り、試着・撮影を行いながら、素材感や機能性、デザインの工夫などについて理解を深め、最後の発表では、学生が選定理由や着こなしのポイントを発表し、企業担当者から講評をいただきました。
参加した学生からは「"服装自由"の意味を改めて考えるきっかけになった」「業界によって求められる印象の違いを体感できた」といった声が聞かれ、青山商事側からは「学生の皆さんの視点に私たちも学ぶ点が多かった」などのコメントをいただきました。今後の商品・店舗づくりへの活用も検討されるなど、実りある実習となったようです。成果を生かし、更にプロジェクトは進行いたします。


