[国際交流]神戸市中央区役所・多文化まちづくりの会による大学院生へのヒアリングを実施しました
2025.11.17
10月28日、本学12号館1221教室にて、神戸市中央区役所職員2名と「多文化まちづくりの会」副会長をお迎えし、本学で日本語教育を学ぶ大学院生6名を対象としたヒアリングが行われました。「多文化まちづくりの会」はフィリピン・韓国・中国などの外国人コミュニティが主体となって活動されており、日本語が堪能なオールドカマー世代を中心に、地域社会の一員として積極的にまちづくりに関わっています。多文化交流カフェの開催や地域イベントへの出店などを通じて、外国人住民と地域住民との交流促進を図っている団体です。
今回のヒアリングは、既存のパンフレットを廃止し、ホームページの情報充実と紹介チラシ(A4サイズ1枚)作成などを検討する中で、若い世代の視点から「より伝わる情報発信とは何か」を探ることなどを目的として実施されました。チラシの配布先を地域団体やイベント参加者などと想定し、どのような情報や表現であれば関心を持ってもらえるかについて、活発な意見交換が行われました。学生たちは、海外での生活経験や日本語教育に携わる経験を生かし、「思わず手に取りたくなるチラシのデザイン」「やさしい日本語による説明の工夫」「写真の効果的な使い方」など具体的な提案を行いました。また、ホームページ上での情報構成や発信方法についても、多様な視点から意見が挙がりました。
ヒアリングで得られた意見は「多文化まちづくりの会」の今後の取り組みに活かされる予定です。本学としても、今後も多文化共生や地域連携に関心をもつ学生の協働の場を広げ、地域社会と連携しながら実践的な学びの深化を目指してまいります。