2025松蔭祭における地域連携レポート

2025.12.18

2025年度の松蔭祭では、地域の団体・施設・企業等との連携による多彩な取り組みも披露することができました。その一部をご紹介いたします。

【淡河バンブープロジェクト×ファッション・ハウジングデザイン学科】
11月8日に開催されたファッションショーのステージは「淡河(おうご)バンブープロジェクト」より提供いただいた竹素材を使って、ファッション・ハウジングデザイン学科生が演出しました。竹を輪切りに薄くスライスしたシンプルなパーツを組み合わせ、スタイリッシュなオブジェを構築することで、自然素材を生かしたモダンなステージが完成し、会場に新鮮な印象を与えました。

【兵庫県共同募金会「あかはねちゃん」×神戸松蔭タータン】
本学オリジナルの柄である「神戸松蔭タータン」の衣装(本学ファッション・ハウジングデザイン学科の学生制作)を着せた兵庫県共同募金会のマスコットキャラクター「あかはねちゃん」人形を、4号館1階学生ホールの「神戸松蔭タータングッズ」コーナーに展示しました。来場者からは「かわいい」「売って欲しい」などの声が相次ぎ、大変な注目を集めました。

【神戸市立博物館×学芸員課程】
神戸市立博物館(神戸市中央区)が保有する移動博物館車「おきしお夢はこぶ号」による展示も8日に行われました。これは同博物館が所蔵する国宝・桜ヶ丘銅鐸や地図など名品の精巧なレプリカを搭載した移動展示車で、各地の学校や地域イベントに出向き、文化財や歴史の魅力を伝える取り組みです。今回の松蔭祭では、日本語日本文化学科の学芸員課程で学ぶ学生たちが今年8月に同館で下見し、選出した作品のレプリカ展示を実施。当日は来場者への説明も担当しました。
併せて行われた神戸市立博物館の学習支援交流員(ボランティア)有志による「浮世絵摺(す)り体験ワークショップ」では、桜やイルカなどさまざまな柄を用いて印刷体験が行われ、70名以上が参加する盛況ぶりとなりました。

【イスズベーカリー×人間科学科・食物栄養学科】
人間科学科と食物栄養学科の有志が神戸を代表するベーカリー「イスズベーカリー」と協力し、「ふわふわ栗あんぱん」と「松蔭オリジナル★ベーコンチーズクロワッサン」を学友会の協力を得て販売しました。同ベーカリー講師の指導により本学の授業で使用しているのは「武蔵オーブン」。内部に溶岩石を用い、遠赤外線効果でパンから洋菓子までオールマイティに焼き上げます。このオーブンで仕上げたベーコンチーズクロワッサンは、焼きあがると即完売となる大人気を博しました。

地域の団体・施設・企業等との「学び」を活かした協働によって"つながる"様子をご覧いただけたことは、「社会との共生」「地域との共創」の理念の体現ともいえます。ご来場いただいた皆さま、協力くださった皆さま、改めて心より御礼申し上げます。

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