神戸タータンのように色やデザインで街おこしを考えるのは、日本では珍しい取り組みです。
もともとタータンは家紋のように氏族で受け継がれるもので、神戸タータンも“神戸人”という家族を結びつける役割をめざしています。
色やデザインは、洋服やアクセサリーだけでなく、パッケージや雑貨、広告など幅広い企画が展開でき、神戸市内各所で「共通言語」となるプロモーションが可能になります。街に一体感が生まれ、神戸人が神戸を自慢したり、訪れた方がその姿に共感してくれる「ソフトパワー」も大きな魅力です。
三宮・元町・北野などの地域に分かれ、神戸タータン商品を扱っているお店を訪問してインタビューを実施。地域と一緒に、お土産としてではなく、感性豊かな神戸の方に買っていただくためのモノづくりを企画します。毎年神戸タータンを用いたファッションショーを、学内のみならず市内各所で開催しています。
「ファッション」をアパレルだけでなく、心身の美と健康、インテリアやライフスタイルへの展開など多角的に学ぶことができます。課外活動のファッションショーは、服のデザイン・制作・演出・モデル、すべてを学生が担当して創り上げ、就職活動でも高く評価されています。