2019.12.06 地域連携
11月3日、神戸市東灘区健康福祉部が主催する「遊んで学ぼう『食育フェア』~未来の大人を育てる食と健康~」が神戸市立御影公会堂で開催され、人間科学部 食物栄養学科3年生22名が参加しました。
食育フェアは、東灘区と区内の食品関連企業・団体(医師会等)・大学による協働イベントで、食物栄養学科の参加は今年で9回目になります。
今年も昨年に引き続き、災害時に使える水や熱源・設備が制限される中で、家庭で簡単においしく食事を作る方法「パッククッキング」を紹介するブースを出展しました。
当日は晴天に恵まれ、多くの家族連れが来場され、食育フェアは大変にぎやかなイベントになりました。神戸松蔭ブースには、小さなお子さんからご高齢の方まで、幅広い年代の約300名の方々がお越しくださいました。学生達は、パッククッキングでカレーと白飯を作る方法を実演し、できたカレーを試食していただきながら、調理の仕組みや災害時に行うメリットを説明しました。また、子ども向けに作った紙芝居を使って、災害への備えの重要性とパッククッキングの方法をわかりやすく伝えることができました。学生は、来場者の誘導や食品企業ブースのサポート等、フェアの全体運営でも活躍しました。
参加した学生からは、「お客さんの反応がとてもよく、楽しく行えた」、「学んだことが必要とされているのは学びがいがあるし、得た知識を活かすためにもしっかり学ぼうと思える」という感想がよせられました。また、紙芝居の用語を分かりやすい言い回しにして、リーフレットにふりがなをつける等、学生にとっては子どもと関わることで改めて気づいたこともあったようです。多くの学生が、授業内容が実践活動に結びついていることを実感できていました。加えて、他の出展者の皆さんと協力してフェアを成功させる活動を通し、食物栄養学科が管理栄養士に必要な6つの力として育成を目指す、「食プロデュース力」や「コラボ力」が磨かれる一日になりました。