[人間科学部人間科学科]「灘の蔵・30年熟成酒の想いを未来に繋ぐプロジェクト」中間発表レポート
2025.07.30
7月18日、兵庫国際交流会館(神戸市中央区)において「灘の蔵・30年熟成酒の想いを未来に繋ぐプロジェクト」の中間発表会が開催され、人間科学部人間科学科の川口准教授とゼミ生がこれまでの取り組みについて中間発表を行いました。本プロジェクトは、阪神・淡路大震災を乗り越えて生き残った日本酒「現外(げんがい)」のストーリーを次世代へと継承し、被災の記憶を風化させないことを目的としています。当日は神戸新聞と日報ビジネスの2社の取材もありました。
本学と神戸学院大学が共同で参加しているこのプロジェクトは、大学コンソーシアムひょうご神戸の「企業課題解決プログラム」の一環として実施されています。
「現外」は、1995年の震災を経て奇跡的に生き残った酒母から造られた貴重な熟成酒です。震災の記憶とともに人々の思いが込められており、30年の節目にストーリーを伝えるべく、川口ゼミでは、今年4月より灘五郷の酒蔵訪問や、関係者へのインタビュー調査、日本酒市場研究を進めてきました。中間発表ではこれらの活動成果をもとに、今後の制作物の提案や情報発信の方向性などについて報告を行いました。発表では、「自分たちの言葉でその想いを多くの人に届けたい」という本学生の観点が高く評価されました。
プロジェクトの最終成果は、来年1月に開催予定のイベントにて発表される予定です。
◆神戸新聞 7月19日(土)WEB版 ※紙面も掲載予定
「震災で生き残った熟成日本酒、沢の鶴「現外」 次代につなぐ発信、神戸市内の2大学が考案中」
https://www.kobe-np.co.jp/news/economy/202507/0019245560.shtml
◆参考:本学ホームページより 進捗レポート https://www.shoin.ac.jp/news/2025/07/004255.html