[地域連携]神戸市北区の空き家再生策の提案(報告会)を北区長に行いました
2025.08.18
本学は神戸市北区との事業連携協定の一環として、地域の景観資源(自然、土地、建物など)の活用研究を北区山田町において進めています。2025年度前期は、人間科学部都市生活学科の社会調査の授業において3年生が「神戸市北区の空き家再生策を考える」をテーマに、稲見直子准教授の指導のもと、文献・資料調査や、フィールドワークを社会調査を通じて課題を把握し、解決策を考えました。最終・15回目の授業となる7月28日には神戸市北区の三木由美子区長を含めた北区職員への報告会を学内で行いました。
学生たちは3チームに分かれて発表。
「アリエル」チームは「まるごと日本田舎暮らし体験 in 山田町」と題し、ターゲットを外国人家族とした1泊2日の体験ステイツアーを提案しました。
「ブラックサンダー」チームは「古民家カフェ企画案 かやの芽」と題して古民家カフェの開設を提案。隣接する畑で野菜を育て地産地消を促進するアイデアも盛り込みました。
「サイクリング」チームは「古民家Re‐cycling in 山田町」と題し、訪問の多いサイクリングツーリストの休憩所とすることを提案。寝られる場所や軽食を提供できる場所としました。
これらの提案では、実現化に向けて本学と地域と行政とがどのように連携して持続可能な仕組みとしていくか、その連携体制についても考えました。
報告後には三木区長より講評をいただきました。まず、地域資源に真摯に向き合ってくれたことに感動した、とおほめの言葉をいただき、続いてそれぞれの提案に細かくアドバイスや課題を提示いただいたことで、内容濃く実りあるプレゼンテーションとなりました。
今後はこの案をどのように活かせるか、方法を探って参ります。
※本学と神戸市北区との事業連携協定の締結、これまでの活動については下記リンク先をご参照ください
https://www.shoin.ac.jp/news/2025/04/004205.html
https://www.shoin.ac.jp/news/2025/05/004211.html