神戸松蔭大学は2024年、
「地域連携研究センター」を開設しました。
本学の持つ教育・研究成果、人材、施設などの
資源を活用し、
地域の課題解決に行政、企業、NPOなどとの連携を進めます。
学生たちは地域の皆さんと共に
多彩なプロジェクトに取り組むことによって
他者との関係を築きつつ自分を発見し、
未来に向けて確かな実践能力を
身につけていきます。
本学はこれまでに、神戸の文化発信や
神戸の特色をいかした
ブランド開発への
協力などを通して、
魅力の創出を支援してきました。
ここでは本学が行っている
地域連携活動についてご紹介します。
センターの新設により、神戸にとどまらない
近隣地域、さらには兵庫県以外の
地域にも連携を広げ、
ひととまちを繋いでいきます。
都市生活学科・花田ゼミ生とその他の松蔭生、留学生、卒業生、教職員有志による服のリユース交換会「マツクロ」は、学内外のイベントでメッセージ付きの古着の交換会を実施しています。着なくなった服を持ち込むと他の服と交換できる仕組みで、生成AIの活用などリユース促進に関する取り組みも広がっています。
アップサイクル活動「ヘタに真珠」は農水産物生産者等と大学生がコラボして新しい商品開発を提案する「KOBEにさんがろくPROJECT」の取り組みとして、都市生活学科・花田ゼミ生によりスタートし、グランプリを獲得しました。製作されたアクセサリーはさまざまなショップやイベントで販売され、ワークショップも実施しています。
2023年、神戸市灘区共同募金委員会と本学がコラボし、キャラクター「あかはねちゃん」と本学オリジナル柄「神戸松蔭タータン」のコラボチャリティーグッズを作製。グッズには本学生有志の意見が採用されています。2024年の春以降もコラボレーションは続き、より多彩なチャリティーグッズを創出する予定です。
海と山の両方を間近に見渡せる神戸らしいロケーションにある神戸松蔭大学。映画やドラマなどの撮影に協力し、印象的なシーンの舞台となっています。また学科の学びや学生の持つ技量を活かし、学内のみならず学外で行われる撮影にも参加・協力しています。
メリケンパークで開催の「Kobe Love Port・みなとまつり」、JR三ノ宮駅南側スペース「&3 PARK」で開催の「OHIROME MARKET(おひろめマーケット)」など、学外で積極的に「神戸タータン」「神戸松蔭タータン」などの衣装で構成したファッションショーを行っています。
書道部は2022年度より、幅広い層に向けて積極的にワークショップに取り組んでいます。カレンダーやうちわ作りのワークショップやパフォーマンスなど、今後も地元施設と協力し行う予定です。
神戸ポートタワーの造形美を伝えるべく「ポートタワープロジェクト」を立ち上げ、その一環として大小さまざまな光のオブジェやパネルの展示や、公益社団法人日本建築家協会近畿支部兵庫地域会との共催によるデザインワークショップ「ミニポートタワーをつくろう!」などを開催しています。
2023年3月には蓄えた食材が賞味期限切れになる前に、おいしく楽しく活用できるレシピ集「ローリングストックアレンジレシピ」を作成し配布。パッククッキングの指導やデモンストレーションを各所で行っています。
大学構内を神戸市伊川谷産のビオラでカラーコーディネートする企画などによる「松蔭ビオラプロジェクト」。学院創立130周年の2022年は17種類のコーディネート案が揃いました。ビオラ苗を近隣の学校・施設、団体、役所へ寄贈する活動も行っています。
神戸市中央卸売市場東部市場と連携し、「東部市場広報サポーター」として食物栄養学科の学生ボランティアが大学生の目線から東部市場の魅力を見つけ、広報に参加しています。「食育工房 とうぶキッチン」紹介動画への出演や、甲南大学西村ゼミとのロゴマーク制作のほか、壁画も完成させました。
2024年、本学生と萩原珈琲株式会社がコラボレーションし、オリジナルのブレンドコーヒーを開発。英語学科「国際プロジェクト演習ⅠA」、都市生活学科「都市生活演習AB」、ファッション・ハウジングデザイン学科「デザイン特別演習AB」の受講生により製作されました。
人間科学部ファッション・ハウジングデザイン学科では2024年から、三宮OPAなどと共に、ファッショナブルな視点からSDGsを考えるワークショップイベントや展示などを積極的に行っています。その活動は広がりを見せつつあります。
兵庫県「ふるさとひょうご寄附金」事業である「産学官連携ふるさと納税返礼品開発プロジェクト」に参加。兵庫県や企業と連携しファッション・ハウジングデザイン学科生たちが返礼品のコンセプト開発からデザイン、プロモーションなどまで企画しています。
大学コンソーシアムひょうご神戸「企業課題解決プログラム」において、人間科学部人間科学科の川口准教授のゼミ生が「阪神・淡路大震災30年を未来に繋ぐプロジェクト」に参加し、震災を乗り越えた日本酒をテーマにした共同研究に取り組んでいます。
「神戸外国人高度人材育成プロジェクト」において文学部日本語日本文化学科生が日本語教育クラスを担当。また地域防災プロジェクトにも参加し、人間科学部人間科学科生が企業・行政・大学・住民が共につくる地域防災ワークショップなどに取り組んでいます。
人間科学部人間科学科の花田教授のゼミでは、特定外来生物に指定されているオオキンケイギクの花や茎を使った染色の研究をおこなっています。染色ワークショップなどを行い、その特徴を学びながら防除するだけでなく有効活用する体験を広めています。
2025年、神戸市北区と事業連携協定を締結。神戸市北区山田町エリアにおいて、里山資源活用と伝統文化継承の分野で連携し、本学の研究の充実と学生の成長、そして山田町のさらなる活性化を目指します。
株式会社ユタックスと産学連携協定を締結し、人間科学部ファッション・ハウジングデザイン学科生が防災下着「minitsukeru」の商品開発に取り組みました。
宝塚阪急にて毎年夏に開催される「宝塚カレーグランプリ」に人間科学部人間科学科の川口ゼミ生が参加。カレーの開発だけでなくSDGsに配慮した箱なしパッケージの採用・デザインなど、細部にこだわって制作・販売を行い好評を得ています。
神戸マラソン実行委員会と本学共催の「神戸マラソン」関連企画として、ファション・ハウジングデザイン学科生が「おしゃれランナー賞」を企画。神戸マラソン公式ホームページ上でランニングのウエアコーデ写真を募集し、受賞者には賞品をプレゼントしました。2023年はテレビ取材も受け一層注目を集めました。
KissPRESSとタイアップし神戸の魅力を発信
英語学科で「国際プロジェクト演習Ⅰ」「国際プロジェクト演習Ⅱ」「卒業研究」 を受講する学生たちが、Kiss FM KOBEが運営する地域情報サイト「Kiss PRESS」・「学生たちがめぐる神戸」シリーズで神戸の魅力を発信。学生自らがお気に入りのお店にアポイントを取り、特集記事を作成しました。
[文学部英語学科]学生たちの記事がKiss PRESSの特集としてリリースされました!|2022.07.27
神戸市灘区の小学生への学習支援活動「学習支援 キッズスペース」に、教育学部教育学科の学生がボランティアとして参加。「おもしろ理科実験」「社会科探検教室」「英語で遊ぼう」「夏祭り」など、こどもたちが遊びながら学べるさまざまなイベントもサポートしました。
[教育学部教育学科]寺⾒陽⼦教授らによる灘区⼩学⽣の学習⽀援活動「学習⽀援キッズスペース」に本学生がボランティアとして参加しました|2022.09.21