本学文学部英語学科「国際プロジェクト演習ⅡB」を受講する岩田英以子准教授のゼミ生は神戸市内のカフェや話題のスポットなどを取材し、神戸の情報サイト「Kiss　PRESS」や本学公式サイトの「タウンガイド」に情報を掲載している実績があります。また摩耶山クリーンハイキングなど灘区のイベントにも有志が自発的に参加しています。
これらの活動に興味を持った地域コーディネーターの方が媒介となり、このたび灘区地域協働課と本学文学部英語学科「国際プロジェクト演習ⅡB」を受講する岩田ゼミ生がコラボレーションし、灘区のデジタルマップを作成するプロジェクトがスタートしました。

ベースは社会貢献を目的に灘区職員が作成したデジタルマップです。90年前に描かれた吉田初三郎の鳥観図に現在の灘区界隈の地図を重ねる形で作成した広域マップにスポット情報を落とし込んでいきます。10月18日の第1回目は、既存の電子地図にはない、どのようなスポットを盛り込んだら良いか、3チームに分かれてディスカッションを行いました。地域で学ぶ女子学生ならではの意見も多く挙がり、新たな視点で提案された地図になりそうです。
ディスカッション前にはこの取り組みに至る経緯や、公務員の仕事などキャリア関連についても伺うことができ、将来の就職についてイメージする上でも貴重な機会となりました。

今後は各チームで意見を詰め、進めてまいります。2025年開催の大阪万博に向けて、地域のPRや活性化に役立つことが期待されます。英語翻訳を入れることによって外国人の利用も見込まれます。