※2027年4月 ファッション・ウェルネスデザイン学科へ名称変更予定
※IPプロデュースコース設置は、独立行政法人日本芸術文化振興会による助成事業、文化芸術活動基盤強化基金「クリエイター等支援事業(育成プログラム構築・実践)」に採択されました。
参考:文化庁/独立行政法人 日本芸術文化振興会
アニメやマンガなどのコンテンツの海外売上は、鉄鋼や半導体並みに急成長しており、政府は2033年に自動車産業と同規模をめざしています。
さまざまなコンテンツを生み出す優れたクリエイターが活躍する一方で、日本ではまだまだIP(知的財産)の正しい知識を持ち、その開発や育成、メディアミックスやローカライズ(IPを輸出して他の国に対応させること)などを行い、世界市場でプロデュースできる人材が不足しています。
IPプロデュースコースでは、IPビジネス、コンテンツビジネスに関わる幅広い知識を修得し、将来、IPの開発、育成やそれらのビジネスのプロデュースができる「ジェネラリスト的」視点を持った人材をめざします。
IPはIntellectual Propertyの略。人間の活動によって生み出されたアイデアや創作物で財産的な価値を持つものの総称です。例えば、マンガ、アニメ、ゲームなどのキャラクター、音楽や小説、ブランドのロゴやデザイン、そして技術や発明など、人が生み出すオリジナルなものはまさにアイデアでできた宝物。それを活かしてビジネスにするのがIPプロデュースです。
IPによって形作られ、インターネット、テレビ、雑誌などから発信される情報や作品のことで、マンガ、アニメ、ゲーム、映画、音楽、エンターテイメント、ファッションなどです。例えばマンガのコンテンツをアニメ、ゲーム、映画、グッズなどに拡大することをメディアミックスと言います。
IPプロデュースコースの5つの特徴
IP・コンテンツビジネスの
経営から制作まで、幅広い知識を修得

4年間のカリキュラムは以下の4つの分野に分かれており、IPプロデュースに不可欠な経営、法務、企画、制作に関する幅広い知識を体系的に修得できます。
- ビジネス・マーケティングブランドプロデュース演習、会計実務など
- IP(知的財産)IP関連法、IPプロデュース演習など
- コンテンツビジネスファッション企画演習、メディアミックス演習など
- コンテンツ制作AI演習、撮影技術演習など
世界市場で活躍できる
グローバル人材を育成

制作したコンテンツは「ムーミン」の日本におけるライセンサーの全面協力のもと、国際的に評価の高い、欧米最高峰のトレードショーに出展します。(一部自己負担、選抜あり)
産官学連携による
実践的な課題解決授業

IP、コンテンツビジネスを展開する実務者を講師として招きます。また、「ムーミン」のライセンサーや、神戸市関連部局、神戸市外郭団体などの協力のもと産学官連携を深めます。

大学独自の、IPを利用した
ユニークな授業

本学が商標権を持つ「神戸松蔭タータン」や、グッズや小説、アートなどで世界的人気のある「ムーミン」などを利用し、商品の企画や制作、販売を行います。また、2008年の学科創設以来培ってきたファッション関連のデザイン、制作もIPの一環として学ぶことができます。

幅広い可能性を秘めた
卒業後の進路

4年間の実践的な学びを通じて、IPやコンテンツビジネスに強い人材を育成します。急成長する業界で即戦力として活躍できるだけでなく、国内外での経験はグローバル企業での活躍にも繋がります。また、IPの開発や海外展開などで起業する道も拓かれています。