神戸松蔭のアクティブ・ラーニング 文学部 日本語日本文学科

日本語と日本文化を通して、”幅広い視野”と”主体性”を磨く。
日本語と日本文化を通して、”幅広い視野”と”主体性”を磨く。
日本語の歴史や方言、日本の伝統的な文化や文学について学べる日本語日本文化学科。1年次で各分野の基礎を学び、幅広い視野を身につけた上で、2年次で専門コースを選択して知識を深めていきます。2023年度からは「日本語・日本語教育コース」、「日本文学・文化コース」、「メディア表現コース」に加えて、新たに「書道コース」を開設することになりました。各コースでは、テーマに基づくプレゼンテーション、グループワークや発表といった「主体的に学ぶ力」を身につけるプログラムも準備しています。本学科で身につけられる幅広い視野と主体性。それは、将来、どのような場所においても順応できる力となります。

01 ACTIVITIES高校生書道コンクール

京阪神地域は書に関わる人口が多く、特に、本学が位置する兵庫県は、戦後の書に大きな影響を与えた書家たちを多く輩出しています。その中でも特に神戸は、書の盛んな街です。そこで、より書に親しみをもってもらえるような機会を設けるために、2017 年度より関西地域の高校生を対象とした「神戸松蔭女子学院大学高校生書道コンクール」を開催しています。第五回目を迎えた2021年度の応募総数は462点。上位15名の作品は書作品展において展示させていただきました。

02 ACTIVITIES書作品展

神戸元町のギャラリーにおいて書道分野に関する学びの成果を発表する場として、「神戸松蔭書作品展」を例年開催しています。また、実技授業での作品と共に、4年生の卒業論文や3年生の卒業論文中間報告書、教職課程(書道)の学生による実践研究報告書などの理論的な学びの成果も展示。さらに、本学書道部展も同時開催し、公募展に出品するような形式の作品だけではなく、自己の内的表現を大切にした作品も展示しています。出品者のご家族や友人、松蔭OGをはじめ、書道に関心をもつ多くの来場者をお迎えしています。
軸となる学びを深め、分野を横断することで視野を広げる。
日本語日本文化学科の「学びの特色」は、日本について多角的に学べることです。2年次で選択する4つのコースは、それぞれに専門的でありながら複合的にリンクしており、コースに軸足を置きながらも、必要に応じて他コースの授業を履修することも可能です。例えば、「書道コース」を選択したとしても、現代社会において書道の活躍の場を探りたいと考えるなら「メディア表現コース」の授業を履修することができ、いかに書を社会に発信するかという実践的なトレーニングができます。
2023年度より新設される「書道コース」では、大きく分けてふたつのことをめざします。まずひとつ目は、書道の確かな技術と知識を身につけること。そして、もうひとつは、2021年に登録無形文化財に登録された書道を、いかに次世代に伝えていくかを探求することです。戦後の書家たちは時代に即した書の在り方を追求し、書道の歴史を現代まで繋いできました。この書道を次世代に残すのは私たちの役目です。古典的な書道を学びながら、新たな書の道を若い皆さんと切り拓いていければと考えています。
書道の技を、現代的なメディアツールとして活用し、現代社会に発信する力を身につける。
書道作品に取り組むだけではなく、文字についての冊子やグッズの制作にもチャレンジ。
専門分野 : 美学・芸術学、書学・書道史、仮名書法
趣味 : 着物・帯の収集、何かを手でつくること、芸術鑑賞
小学生のころに書道を始め、これだけは誰にも負けたくないと思うようになりました。
そこから、「美」と関わるもの、伝統的なものへ関心が深まり、なぜ「美しいと感じるのか」「受け継がれるのか」と問うようになりました。
芸術鑑賞や作品制作は、自己の感性との対話の繰り返しです。
感性を豊かにすることは、教育分野はもちろん、人生には欠かせないものです。
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