日本語日本文化学科の「学びの特色」は、日本について多角的に学べることです。2年次で選択する4つのコースは、それぞれに専門的でありながら複合的にリンクしており、コースに軸足を置きながらも、必要に応じて他コースの授業を履修することも可能です。例えば、「書道コース」を選択したとしても、現代社会において書道の活躍の場を探りたいと考えるなら「メディア表現コース」の授業を履修することができ、いかに書を社会に発信するかという実践的なトレーニングができます。
2023年度より新設される「書道コース」では、大きく分けてふたつのことをめざします。まずひとつ目は、書道の確かな技術と知識を身につけること。そして、もうひとつは、2021年に登録無形文化財に登録された書道を、いかに次世代に伝えていくかを探求することです。戦後の書家たちは時代に即した書の在り方を追求し、書道の歴史を現代まで繋いできました。この書道を次世代に残すのは私たちの役目です。古典的な書道を学びながら、新たな書の道を若い皆さんと切り拓いていければと考えています。
書道の技を、現代的なメディアツールとして活用し、現代社会に発信する力を身につける。
書道作品に取り組むだけではなく、文字についての冊子やグッズの制作にもチャレンジ。