神戸松蔭のアクティブ・ラーニング 人間科学部 都市生活学科

衣食住や経済・経営などを学び地域の人を支える力を。
日本語と日本文化を通して、”幅広い視野”と”主体性”を磨く。
都市生活学科では、私たちの生活に欠かすことのできない3 大要素「衣」「食」「住」に関する専門知識に加えて、現代社会においてますます重要となる「社会」「心理」「経済・経営」の学問領域についても幅広く学ぶことができます。また、知識の修得だけでなく、企業とコラボレーションして新商品をプロデュースしたり、神戸の農業生産者と連携しながら地域活性化につながる提案を行ったりするなど、さまざまな演習も実施。物事を論理的に思考し、課題解決の糸口を探るためにチームで議論した上で、さらに、聞き手に分かりやすく伝えるためのプレゼンテーションを考えるなど、社会で必要とされる力が身につけられる学修内容となっています。

01 ACTIVITIES 色彩学を活かしたビオラ苗を開発

産官学連携及び地域貢献活動の一環として、都市生活学科の花田ゼミがJA兵庫六甲伊川花卉(かき)青年部と協働し、ビオラ苗を灘区連合婦人会、沢の鶴酒造本社をはじめ、近隣の学校・施設、灘区役所に寄贈しました。花田ゼミ生はトレンドカラーと女子大生へのアンケート調査をもとに、色彩学の技法でコーディネートした3色植えのビオラ苗「神戸カップリングビオラ」を開発。2022 年度はEternal、Fight!、cheers、elegance の4 種類に決まり、ホームセンターアグロ各店舗でも販売しました。

02 ACTIVITIES 「瀬戸内カレッジ」での地域連携

JR西日本・自治体・大学が連携し、若者視点を活用した地域活性化、旅行需要の喚起、学生の成長機会の創出をめざす「瀬戸内カレッジ」に、都市生活学科の青谷実知代准教授のゼミ生が参加しました。本学は、愛媛県西予市と岡山県井原市を担当した2チームが切磋琢磨し、各地域の方々との連携や交渉を実行。西予チームは「幸せを呼び込むお弁当」をメインにした企画を提案し、井原チームは「お土産」と「空き家再生」をテーマに独創的なアイデアを形にしました。

03 ACTIVITIES まちづくりに関するフィールドワーク

社会調査の技法を活用しながら、地方のまちづくりに関する課題解決に向けた提案を行います。これまで、商店街活性化、映画ロケ誘致に取り組む自治体でのフィールドワークを実施。課題解決に向けて取り組む際には、官公庁や企業が保有、発信する情報を丁寧に整理しながら現状分析を進める必要があります。こうした取り組みを通じて、世の中の動きを客観的に捉えることができるようになり、多角的なものの捉え方、見方が養われることになります。
進化する5つのコースで、社会で求められるスキルを身につける。
2023年度より、「生活環境」「食マネジメント」「地域ブランディング」「生活心理・社会」「生活経済・経営」の5つのコースに進化する都市生活学科。各コースでは、都市、地域社会の幅広い分野で活躍できる人材の育成を目標にした多彩なカリキュラムを用意しています。入学後はまず、初年次教育や専門科目での学びを通じて、“自分が学びたいのはどの分野なのか”を考え、2年次に希望のコースを選択。3年次のゼミ活動、そして4年次の卒業研究へと着実に専門性を高めることができるようにカリキュラムが組まれています。2年次以降は、興味関心に合わせたアクティブ・ラーニングも実施。例えば、「都市生活演習」という科目では、川口ゼミの活動として神戸市立博物館に所蔵された日本で初めてと考えられる西洋菓子のレシピ集を再現する取り組みを行っています。レシピは誤った日本語に翻訳されていたりするため、そのまま作ると美味しくないこともしばしば。そうしたレシピに対して、学生たちは自分たちで調べて、どうすれば上手く再現できるかをチームごとに議論しています。チームで仕事をする大変さや、意思の統一、方針転換の難しさ…。この経験が、卒業後も社会で役に立つと考えています。
物事を論理的に考え、課題解決の糸口を探るために、チームのみんなと議論を行う。
「都市生活プロジェクト演習」のプレゼンテーション。企業とのコラボレーション企画や街の活性化につながる提案などを行う。
専門分野 : 食品加工学、食品機能学
趣味 : フルーツカービング
食べることが好きで、食に関わる仕事に携わりたいという思いから製菓会社の研究職へ。
機能性食品の研究開発、食ビジネスの経験を活かして「廃棄されている食品素材に隠された可能性」を探し、商品化するゼミを展開しています。
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