人間科学部 ファッション・ハウジングデザイン学科
米原慶子 准教授

人間科学部 ファッション・ハウジングデザイン学科は
地域と連携して神戸のまちづくりに参加!

ファッション・ハウジングデザイン学科の魅力について
私は住宅設計やインテリアデザインなどの実習科目を中心に担当していて、空間デザインの企画構想から全体計画、各部の設計まで、学生とともにさまざまな課題に取り組んでいます。はじめはぼんやりしていたイメージ・コンセプトが次第に明確になり、一人ひとりの世界観や個性が発揮されたリアルな空間が生まれていく・・・その過程を学生と共有できることが、とても面白いです。また単に美しく機能的な空間をめざすのではなく、人と人、人と環境の関係をよりよいものにする多彩な提案ができるところが、この分野の醍醐味だと思います。

ゼミでは「乙仲通界隈プロジェクト」に取り組んでいます。
対象は、かつての海運業者のオフィスを再利用したレトロモダンな街、神戸・元町付近。独特なオシャレ感のある魅力的な街で、学生たちにもとても人気のあるエリアです。でも車が多くて歩きにくかったり、阪神大震災で被災したビルの跡地が再建されず歯抜け状態になっているなど、街の課題もいろいろとあります。
長期的な取り組みになりますが、その課題を解決するために、地域と連携しながらまちづくりを研究していきたいと思っています。


▲外へ出て人や街をよく観察します

もっと知りたい!
米原先生クローズアップ!

■座右の銘を教えてください。
Step by step!
目標に向かうときには、そこへ近づいていくステップを思い描くことが大事です。小さなステップで少しずつ、ときには後退することがあっても、また昇ればいい。その積み重ねこそが目標達成への道筋です。教員の役割の一つは、ステップを示すことではないかと思います。お尻を押して、一緒に昇って、学生たちがステップを昇っていった先で、次のステップ=目標を思い描いて、自ら昇る力をつけていけるように。そしてそれが、生きる力に繋がってくれたら幸せです。
■尊敬されている人は誰ですか?
尊敬する人はたくさんいますが、近代建築の巨匠、ル・コルビュジェもその一人です。
20世紀のはじめから中頃にかけて活躍したコルビュジェは、建築、都市計画、家具デザイン、絵画、著作など多様な創作活動を展開しながら、 常に革新的な発想で時代をリードし続け、モダンデザインの時代を切り開き、多大な影響を及ぼしました。
先端的な工学技術を駆使し、普遍的な美を追求しながら、新たな時代の社会や生活を見通した多くの実践をおこなったのです。
彼の作品や思想は時代を超えて、今も輝き続けています。
コルビュジェと親交のあった女性建築家のパイオニア、アイリーン・グレイも、 やはりモダンデザインの時代を切り開いた一人で、美しく合理的な作品を多数残しており、尊敬しています。
■いま挑戦したいことは何ですか?
私のゼミでは照明のデザインに興味をもつ学生も多く、樹脂強化和紙を用いたあかりの作品を制作しています。花を表現した「Flower Light」は、花びらのカタチや色柄によって多彩なバリエーションができ、華やかでカラフルです。また、切り絵のように重ねた葉脈のパターンが繊細な光と影を生み出す「Leaf Shade」、「サボテンライト」など、他にもいろいろとあります。こんなあかり達をもっとたくさん企画して、学外で展覧会をしたり、商品化にも挑戦してみたいです。
■学内で一番好きな場所はどこですか。
6号館4階の製図室です。海の見える開放感あふれる教室にはバソコンや製図板が備えられ、後方には大きなミーティングテーブルがあります。アクティブな制作の場でもあり、また自然とみんなが集まる憩いの場でもあります。

ここがオモシロイ!
ファッション・ハウジングデザイン学科

ファッション・ハウジングデザイン学科 3年
兵庫県 松蔭高等学校出身
ファッションとハウジング、ふたつの分野が学べるので、興味の幅が広がります!私は理想の空間をデザインして、模型を完成させるのが楽しいです♥個性が出るので、友人の模型を見るのも好きです。
  • 01. 人間科学部
    生活学科 都市生活専攻
  • 02. 人間科学部
    生活学科 食物栄養専攻
  • 03. 人間科学部
    心理学科
  • 04. 人間科学部
    ファッション・
    ハウジングデザイン学科
  • 05. 人間科学部
    子ども発達学科
  • 06. 文学部
    英語学科
  • 07. 文学部
    日本語日本文化学科
  • 08. 文学部
    総合文芸学科
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