文学部 総合文芸学科
西川純司 専任講師

文学部 総合文芸学科は
自分の言葉で表現できる、伝える力が身につく!

いつまでも役立つ、新しい知見を生み出す力
総合文芸学科では様々な文芸を扱っていますが、そのどれもが悠久の時を越えて人類が伝えてきた「痕跡」です。文芸作品を読み解くことで、たとえば100年前の人の考えていたことを知ることができますし、自分でも100年後の人に何かを伝えることができます。文字だけでなく、絵や音によって表現できることを楽しみながら学べるところも、この学科の面白みだと思います。

私が担当するメディアの授業では、メディアの基礎知識やジャーナリズムの歴史のほか、自由なテーマで広告を作る実践的な取り組みもしています。好きなカフェや好きな食べ物など、日常の中で触れているもので構いません。実際に広告を作る過程では、これまで好きと思っていた気持ちから、さらに踏み込んで考えていく必要があります。具体的にどういうところが好きなのか?それを表現するためにどんな写真やコピーが必要なのか?情報収集をし、最も魅力的に伝えるための方法を考えます。自分のアイデアを社会に伝える創造のプロセスには、社会で求められる研究力が詰まっています。学んだ内容は古くなることもありますが、新しい知見を生み出し伝える力はいつまでも役に立つ財産となるはずです。


▲映像による表現力や情報発信の授業

もっと知りたい!
西川先生クローズアップ!

■座右の銘を教えてください。
今していることは10年後でも意味があるか
歴史を研究対象としているからか、物事を長い時間軸のなかで考える癖があります。いますぐ役に立つかどうかよりも、10年後でも意味があるかどうかが、私の判断基準になっています。
■尊敬する人は誰ですか?
何人かいますが、たとえばヴァルター・ベンヤミンという思想家を尊敬しています。私の研究テーマは「窓ガラス」とやや珍しいのですが、80年ほど前に、すでにそれを深く考えていた人だからです。ベンヤミンの研究がそうであったように、10年後、極端なことを言えば100年後のどこかで、私の研究も発見してもらえたらという想いで日々研究しています。
■いま興味があることは何ですか?
キリスト教についてです。神戸松蔭のこともありますが、戦前に関西で活躍したウィリアム・メレル・ヴォーリズという建築家のことを最近調べていたこともあり、改めて欧米社会の根にあるキリスト教というものについて勉強する必要を感じています。もちろん神戸松蔭のチャペルも好きで、行くと自然と心が落ち着きます。ヌーンサービスでのチャプレンのお話を聞くと、そのときに考えていることと不思議とつながったりするところも魅力を感じています。
■これから学生が社会で活躍するために必要な力は何でしょうか。
研究力だと思います。情報を収集し、自分の頭で考え、相手にそれを伝える能力です。
大学で学ぶ内容は古くなることもありますが、新しい知見を生み出し伝える力はいつまでも役に立ちます。こうした研究力は社会で求められる能力と矛盾しないと思います。

ここがオモシロイ!総合文芸学科

総合文芸学科 4年
兵庫県 神戸常盤女子高等学校出身
写真リテラシーをテーマにした授業では、伝えるという視点を持って撮影に挑戦しました。何を意図して撮るのか、伝える難しさと面白さがあります。今まで何気なく見ていた写真の見方も変わりました!
  • 01. 人間科学部
    生活学科 都市生活専攻
  • 02. 人間科学部
    生活学科 食物栄養専攻
  • 03. 人間科学部
    心理学科
  • 04. 人間科学部
    ファッション・
    ハウジングデザイン学科
  • 05. 人間科学部
    子ども発達学科
  • 06. 文学部
    英語学科
  • 07. 文学部
    日本語日本文化学科
  • 08. 文学部
    総合文芸学科
ページトップへ戻る