「コミュニケーション」とは、言語レベルにとどまらない情報のやりとりであり、「こころ」と深く関連しています。
コミュニケーションに着目すると、さまざまな身近な事柄が心理学の研究テーマとなり得るのです。
たとえば、服装やメイク、歩き方などの「見た目」は、人によって異なり、状況や気分によっても変わります。こうした非言語的情報も「コミュニケーション」の一要素であり、人の「こころ」と深く関連しているということを学びます。
まずは文献を読み、それを資料にまとめて発表、その上で全員でディスカッション。そこで生じた新たな疑問や関心事については、また調べて発表、さらに議論を交わす…という「コミュニケーション」をくり返しながら、研究テーマや研究方法を決めていきます。
アンケート調査などの活動を経て卒業論文の執筆へ。自分の興味に従って選択したテーマだからこそ、主体的に取り組む姿勢が身につきます。また、人前で話すことが苦手な学生でも、アットホームな雰囲気の中で、自然と自身の意見や考えを他人に伝える力が身についていきます。
1・2年次のクラスは1クラス15~20名程度、3・4年次のゼミは10名前後と小規模なため、「お互いの顔が見えやすい」のが魅力の一つです。学生同士の交流が多く、教員との心理的な距離も近いので、さまざまなことを気軽に話したり相談したりすることができます。