1. ホーム
  2. 学部・大学院
  3. 文学部 日本語日本文化学科
  4. 先輩からのメッセージ

文学部 日本語日本文化学科

卒業生メッセージ

日々感じる生徒たちの心の成長が、自分自身のやりがいにつながっています。

尼崎市立 中央中学校 勤務
日本語日本文化学科 2020年卒業
(兵庫県 尼崎市立尼崎高等学校卒業)
国語教諭の免許に加え書道教諭の免許が取得でき、さらに日本語教員養成課程の勉強もできると知り神戸松蔭への進学を決めました。現在は担任業務のほか、教科指導や部活動指導などを担当しています。国語教諭になってみて生徒たちの字を書く力が薄れていることに驚きました。コンピュータに頼りすぎていて、なかには筆順や画数などを無視してただ形だけで覚えている生徒もいます。そのような生徒の指導に書道教諭免許の知識が役立っています。黒板の字をきれいにはっきりと書けることは、字を認識することが苦手な生徒の助けにもなります。いつも心がけていることは、どの生徒にも一人のかけがえのない人間として対応すること、そしてできるだけ多くの職員や生徒と関わることです。最近は生徒たちの身体や学力の成長だけでなく、心の面での成長を日々実感するようになり、それが私自身のやりがいにもつながっています。今はまだ目の前のことだけで精一杯ですが、教員としての日々の業務に慣れ、少しずつ自分らしさを出しながらやりたいことに挑戦していきたいです。また先輩の先生方にアドバイスをいただき、授業技術や学級経営に磨きをかけたいと思っています。

誰もが俳諧・俳句に親しんでもらえるように、魅力を伝えられる学芸員をめざします。

公益財団法人 柿衞文庫 勤務
日本語日本文化学科 2021年卒業
(兵庫県 松蔭高等学校出身)
市立伊丹ミュージアムにおいて、公益財団法人柿衞文庫が所蔵する俳諧コレクションの保存管理や調査研究、展覧会、講座、俳句募集などの教育普及を行っています。展覧会ではテーマに沿った作品を選ぶだけでなく、訪れた方が理解しやすいよう、展示の流れや作品の解説に努めています。また展示作業の際は、作品の状態などを考慮しながら慎重に行う必要がありますが、在学時に開催された松蔭祭において『源氏物語』の資料を展示する機会を得たおかげで実践的にその基礎を学ぶことができました。そのほかには、子どもたちにも俳句に親しんでもらえるような講座やイベントを企画し、実施しています。今後も幅広い世代の方に興味を持ってもらえるよう、趣向を凝らした展覧会や講座などを通じて俳諧・俳句の魅力を伝えていきたいと考えています。

内定者ボイス

日本郵便 株式会社 内定

正しく、わかりやすいことばで、お客様のニーズに応える窓口業務をめざします。

日本語日本文化学科 4年
(兵庫県 夙川学院高等学校出身)

日本文学や、正しいことばづかい、文章の書き方など日本語に特化した授業で、日本語の美しく多様な表現や、他言語にはない奥ゆかしさをあらためて知ることができました。また、アニメや映画などの映像表現を研究する過程で、ファンタジー映画の主人公のセリフにはどんな意図があるかをグループディスカッションするなかで、自分には思いつかない解釈をする意見が興味深く、日本語表現の奥深さを実感しました。
卒業後は郵便窓口で接客業務に携わります。老若男女さまざまな人にわかりやすく、丁寧に伝えられる言語力や表現力が身についたと感じていますので、一人ひとりのお客様の声に耳を傾け、ニーズに合った提案を行っていきたいと思います。

日本語日本文化学科を選んだ理由

幅広い年代の日本文学に触れられるだけでなく、舞台や映像における表現方法など日本語に焦点を当てて学べるのが魅力でした。

この科目要チェック!

「日本語教員養成課程」
海外からの留学生に日本語の授業を行うことで、私たちが当たり前のように使う「あれ」「これ」「それ」の使い分けや敬語など、日本語の構造を客観視することができ、一から見直す貴重な経験ができます。

ここがイチオシ!

グループディスカッションが多い
授業ではグループワークやディスカッションの機会が多く、自分の意見を的確に伝え、他の人の意見を理解し、まとめる力が身につきます。この力は社会に出てからも役立つと思います。

神戸市(中学校・高等学校教諭[国語])
教員採用試験合格

文法や音韻など日本語ならではの奥深さを生徒に伝えていきます。

日本語日本文化学科 4年
(兵庫県立 御影高等学校出身)

母校の中学校で教育実習を体験し、教員になりたいという思いが強くなりました。学科では主に日本語文法を学んでいるので、国語の授業をする中で、教科書に出てくる文章について他の言葉での言い換えや、似ている言葉の使い分けをわかりやすく説明しました。すると生徒たちの表情が輝き、教える喜びを感じました。
教員採用試験に不安を感じていましたが、先生方が夏期休暇中も面接や模擬授業の練習をしてくださり、自信がつきました。普通に生活していると、日本語の文法や発音の仕方、方言など詳しく学ぶ機会はあまりありませんが、日本語は想像以上に奥深く、興味深いものです。4年間学んできたことを授業の中に取り入れ、生徒たちに教えていきたいと思います。

日本語日本文化学科を選んだ理由

国際化が進む中であらためて日本語の大切さを感じています。日本語の使い方や文法などを専門的に学び、広めていきたいと考えました。

この科目要チェック!

「日本語音韻史」
普段は何気なく日本語を発音していますが、歴史的変化に基づくものが多くあります。また、鼻濁音などある音声を発音するときに舌や口の中がどうなっているかを画像などから学ぶことができ、新しい発見がありました。

ここがイチオシ!

先生方の専門が多様で興味深い
日本語教員や国語教諭として教壇経験のある先生から、授業の進め方などを実践的に指導していただけます。音韻や方言など専門分野に詳しい先生もおられ、日本語を学ぶ楽しさ、大切さを知ることができます。